2000.1.7 氷の世界最終回
昨年末に載せるはずが、体調不良で今年にずれこんでしまいました
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ようやく1999秋ドラマ最終回スペシャルをお送りします。まずは「氷の世界」の最終回について、なーはる及びT本K子さんの感想です。
「ギャグはやめてちょ」by なーはる
最終回は夫と一緒に見たんですが、あれはギャグですか?
菜々子がヘリコプターのドアを開けたとき、「ああっ保奈美みたいになっちゃうよ!」注1と思わず叫んでしまいました。でもヘリから飛び降りて竹野内を助けられちゃう菜々子はライフセーバー?スーパーウーマン?しかもあんな暗くて深い海・・。
それに、金沢の救急隊員はなんであんなにあきらめがいいわけ?ふつうもっと全力で蘇生させないか?真下君注2だって銃で撃たれて血みどろで助からなそうでも、救急医療をうけながら運ばれていったじゃない。おまけに菜々子のあんな頼りない心臓マッサージで息を吹き返すなんて。「ありえなーい!」と叫んだら、一緒に見ていた夫が横で「死なせてやれ」注3などと言うので大爆笑。ほんとにギャグになってしまったわ。
注1
保奈美みたい:「この世の果て」で保奈美はヘリから海に飛び降りてパープリンになった
注2
真下君:「踊る大捜査線」の真下警部補。ユースケサンタマリアが演じた
注3
死なせてやれ:「振り返ればヤツがいる」の司馬先生(織田裕二)の決めセリフ
それと、いろいろ疑問があるんだけど、眞砂子は英器が塔子を好きになったのをどうやって知ったの?保険の解約の事実もどうやってつかんだの?仲村トオルの上着に盗聴器でもつけてたの?それとブルドーザー!いつ免許とったのじゃ!?おまけに偶然町田へ転勤になったんですって?そりゃないぜよ。町田への転勤にはどうみても眞砂子の父がからんでると思ったから「眞砂子親子は共犯」だと思ったのに〜!
いや、それらの疑問には目をつぶってもいい。眞砂子単独犯でもいいよ。ブルドーザーを運転しても、白い手袋がぶかぶかでも許そう。しかし上記のふたつ「ヘリから飛び降りて助ける」「救急隊員の手当でもダメなのに愛の力で生き返る」だけはやめてもらいたかった。ここをもっとリアルに描写してくれてたら「まあまあのドラマ」だったのに。後半せっかく盛り上がっていて、犯人探しも面白かったのにもったいない。出演者たちもがんばって、だんだん上手くなってきてたのにかわいそうである。
というわけで、公式HPのBBSも「最終回がっかりした」という書き込みが大半だった。つうか、ぼろくそだった。それで脚本の野沢尚は「もうホームページとは距離をおく」と言ってたけど、ちょっと待ってよ野沢さん。「あまりにも現実離れ」とか「金沢の救急隊員に失礼」という指摘はちゃんと受けとめないと。視聴者はバカじゃないんだから。
まあとにかく、犯人探しにははまらせてもらったので、これに懲りずにまた推理ドラマ書いてください。で、今度こそ視聴者をうならせる最終回をお願いしますよ〜。
「野沢尚は過程の人」 by T本K子
何しろ私は救いのない終わり方を始終覚悟して見ていたこともあり、野沢尚もやはり人の子だったと解釈するべきか上の方から何か圧力でもかかったと考えるべきか、とにかくちょっと首をひねっています。
基本的に私はアホかというくらいのハッピーエンドを望む人間ですので文句を言うことでもないんですが、どうしても「とってつけたような」という印象が拭えないんですよね。大体、救急医療というものをナメているとクレームになるのでは。どうせ死なないんだったらもっとあっさり息を吹き返してほしいものです。
あと、なーはるさんの推理はお見事でございました。しかしあの細腕でそんな犯罪を…。だって4人も殺して1人も情状酌量の余地なしですよ。心神耗弱の疑いもなしですよ。日本犯罪史上でも最悪の部類ですよ。烏城がどれだけ待ったって出てくるもんですかね普通。檜山(←この字でしたっけ)との関係があったというのなら、それらしい接点をもたせるか、最後の独白でもっともっと詳しく語らせないと。他にも色々不思議なところがありますしね。むしろ親父さんが関与しているというなーはるさんの推理の方がナイスフォローという感じで。そういう違和感がある結末というのはいかがなものでしょうね。
小説にしていわゆるミステリーファンに見せたらかなり評判悪いと思います。と、思ったらお約束のノベライズ版というものが出ず、シナリオ本だというではありませんか。巧い!!これが最高のファインプレーですね。
と、ちょっとボロカスに言ってはみたものの、私が「野沢尚脚本」に期待した過程のスリルとサスペンスは充分に得られましたので、実は結構満足しているのです。出演者もみんなよかったと思います。
2000.1.13 美しい人最終回
すでに2000年の新ドラマが始まっているというのに、今頃1999秋ドラマ最終回スペシャルをお送りしております。今回は「美しい人」について、なーはるとたーさん(Y本C春さん)の感想です。
「カムバック野島伸司」by なーはる
最終回は・・・絶句。なんですかあれは。
田村正和様をパープリンにして終わりだなんて!
これって「この世の果て」のラストと同じじゃないの。みゆき(常盤貴子)のことを亡き妻と思いこんで「しょうこ」と呼ぶ岬先生(正和様)はあわれすぎる。ほんとに野島伸司ってば。先日うちの妹が指摘した通り、野島ドラマは「死んだか?」と思わせておいてひょっこり生きてるというのがパターンらしいけど。生きていてもパープリンじゃあ・・寒すぎるぞ!
正和様がパープリンになって、ファンはどんなに怒っているかと公式HPのBBSを見てみたら、「ハッピーエンドでよかったです」なんて言ってるやつがいる!おいおい。どこがハッピーじゃ!
そういや、この公式BBSは以前にちらっとだけのぞいたことがあったけど、雰囲気が独特だったわ。予想としては、野島、正和、常盤のネタが3割ずつかな?と思ってのぞいたのだが、全然違ってた。ほぼ正和ネタだったのである。しかも賛美一色!!それでわかった。「美しい人」は野島ドラマじゃなくて田村正和ドラマだったのね〜。だから最終回も「とにかく正和様が生きていてよかった」というかなんつーか、そういう感じ。も、このさいストーリーもどうでもいいの。ふー。
しかも、ついでに田村正和リンクをたどって行ったら、とある正和ファンのページにたどりついたんだけど、いや〜ここもすごかった。なんと正和様は熱烈なファンの間では「殿」と呼ばれているのですね!!!うーん。殿ねえ・・なんてぴったりな呼び名でしょう(笑)。
しかし、私も正和様ファンではありますが、ドラマ・フリークとしては、いくら彼がステキでもやっぱストーリーがよくないとね。「美しい人」はどろどろドラマなんだか、ほのぼのドラマなんだか、どっちつかず。シリアスな場面にヘンなギャグな混じったり、日常に唐突にクスリや監禁が出てきたり妙ちくりんだった。
どうも野島ドラマは、ある時を境にヘンな方向へ行ってしまって、昔のようなパワーがなくなった気がしますね。「高校教師」まではとてもよかったし、「この世の果て」もまだ許せたが。「高校教師」でショッキングなネタを入れたらそれがすごーくウケてしまったので、それ以来そっちに行ったきり、なのですね野島さんは。
本人も「恋愛ドラマは若い人にまかせて、自分は問題性のあるドラマを書く」なんておっしゃってますが。その「問題性」とやらは最近の野島ドラマに欠かせない「貧乏、白血病、監禁、パープリン・・」のことらしい。でもこれって、昭和40年代後半〜昭和50年代前半くらいの、少女漫画や少年漫画にはバンバン出てきたテーマじゃないの。小さい頃にそういうのを見慣れている私としては、めずらしくもなんともない。
別に問題作にこだわらなくたっていいじゃない。最近ただの恋愛ドラマはウケなくて、推理ドラマとか漫画原作モノが多くなってるけど。そんな中で、あの野島伸司がまっとうな恋愛ドラマを書いてみたらどうなんです?大御所ぶってないで、「素敵な片想い」のような佳作をまた書いて下さいよ、野島さん。
「野島伸司と少女マンガ」by たーさん
それにしても野島は確かにおかしいにゃ。
他にも盲目(この世の果て)、同性愛(人間失格)、心臓病(未成年)、心中(高校教師)など、不幸を挙げればきりがない。「ひとつ屋根の下」にいたっては、両親の事故死からはじまって、少年院だの車椅子だのと、ありとあらゆる不幸が兄弟達を襲っていた。
野島はもしかしてお姉さんとかいて、小さい頃に少女マンガを読んで育ったのかもしれん。なんかおカマっぽいし。大島弓子なんかは白血病から始まって、未婚の母(明日輝く?)、貧乏大家族&血のつながりがない(雨の音が聞こえる)、性転換(ジョカへ)、同性愛(つぐみの森)など、野島がパクりそうな気もするである。いーかげん視聴者に飽きられそうなもんだが、いまだに野島ファンが結構いるようなので驚きじゃ。
2000.1.20 2000年冬ドラマ Part1
さて、2000年の新ドラマも2週目に入ったところ。今クールは前クールに比べるとまあまあって感じですか?とりあえず第一印象など。
●二千年の恋
実はドラマで金城武をまともに見るのは初めて。ひょっとして彼は日本語あんまり上手くない?前クールの同じ時間帯に出てた竹野内豊のことを「滑舌が悪い」と書いたけど、金城君に比べれば竹野内君のほうが10倍聞き取りやすいですね。
おまけに、金城君は背が高くてかっこいいんだけど、なぜか私のタイプじゃないみたい。たぶん口元がかわいらしすぎるせいだろう。私はもっと唇も歯もしっかりした人が好きなのだ。・・・あわわ、金城ファンの後輩がここを読んだら大変だ。ザリー、ナリピー、ごめんよっ。
THE BOOMの宮沢和史君も、歌っているときのほうがかっこいいですね、今のところ。実はわたくし「THE
BOOM シングルコレクション」買ったばかりなんですぅ。
ミポリンは相変わらずとろくさいしゃべり方。SEには見えないな。いかにも専門家風な「FTPがどうこう」とか「SHTMLがどうこう」というセリフも、ちっとHPをやっている人ならわかるが、実はたいしたこと言ってないのが寒い。
そして、肝心の脚本ですが、セリフがヘン。普通ここでこうは言わないだろうって感じです。ストーリーも、そもそも本気で暗殺したいなら肉親にやらせないでしょうが、と言いたい(笑)。
●お見合結婚
ベタなコメディ。しかしこのベタさ、オーソドックスさが意外によいではありませんか。テンポもセリフもGOOD。1回目を見逃したのが悔やまれる。松たか子は気の強い役がはまり役。今までの彼女の中で一番いけてるんじゃないかな?
ユースケ・サンタマリアもぼーっとした役が似合ってるし、今井雅之、川原亜矢子、ジュディ・オングなどの脇役もなかなか。とくに今井雅之は、なーはるの持論「ドラマはブ男が一人いると締まる」にぴったりあてはまってる(笑)。来週も楽しみだ。
●モナリザの微笑み
期待してたほどじゃなかった。第1回の途中までは、人物もストーリー展開も音楽も「かなりいけそう」と思ったんだけど。なんか後半バタバタしちゃってた。だいたいオークションハウスのオーナー(銀行)の人間が、ニセモノと知りつつ絵をオークションにかけたりしちゃあ、オークションハウスの信用まるつぶれで誰も来なくなっちゃうんじゃないの?(笑)
●平成夫婦茶碗〜ドケチの花道
タイトルがあまりにもアホくさいので、まるっきり期待しないで見たらわりと拾いモノだった。そしたら視聴率も第1回が22%ちょっとだそうで驚いた。
この高視聴率は曜日と時間帯と配役の勝利とみたね。水曜日って実は会社によっては「早帰り」の日だったりするので、意外とみんな家にいるのでは。しかもファミリーのコメディなのに10時スタートという時間帯。この時間にテレビを見ているのは若い世代。そのあたりを「浅野温子と東山紀之という美男美女がなんでこんなドラマに?」という興味で引きつけた。
と、分析してみましたが、ヒガシのアタマ爆発寝起き姿やペットボトル入りのお風呂には笑わせてもらったわ。やっぱドラマは中身が面白くないとね。そして子役の完ちゃん(松崎駿司)のかわいいこと。もろ私好みの顔(←あぶない発言)。完ちゃんが川の中を歩くシーンは、BGMが美しい賛美歌?で映画のようだった。
しかし、もしも主役の二人が室井滋と内藤剛志とかだったら見ないだろうなあ。やっぱドラマは美男美女が出てないとね。第2回はちょっとお涙頂戴になっちゃったのと完ちゃんの出番が少なかったので、物足りなかった。次回は家が火事になるようなので期待しよう(笑)。
(次回につづく)
2000.1.21 2000年冬ドラマ Part2
前回の続きで、2000年新ドラマの印象をお送りしております。
●ブランド
第1回は見なかったんですが、往年のトレンディ俳優吉田栄作が出てると聞いて2回目は見てみました。しかし栄作老けてた。今井美樹も目の化粧濃すぎ。おまけに市川染五郎がタイプじゃないので感情移入できず仕舞い。どうも染五郎はうちの親戚にいそうな顔なんですよねー(笑)。ほんとは「年上女と年下男」というパターンは好きなんだけどな。やっぱり最初に見る気が起きなかった予感があたってもうた。来週はたぶん見ないでしょう。
●恋愛中毒
薬師丸ひろこは、意識して低い声でしゃべっていたみたい。ほんとは高くてかわいらしい声なんだけどね。けっこう役作りに力を入れたのだろう。なかなか凄みが感じられた。しかし相手役はてっきり岡本健一かと思ってたら鹿賀丈史だったとは。岡本君はものすごく老けててびっくり。ジャニーズ出身者は三十過ぎるとどうして急激に衰えるのかしら?次回はどうしようかな。
●恋の神様
なんつーか。石田いっせいが売れっ子モデルになるってかなりムリがないですか?たいした顔でもボディでもないでしょう。「お見合結婚」が王道恋愛コメディならば、こっちはコメディ風恋愛ドラマっていうんですかねー。堂々とコメディと言いきれないものがある。それはつまりただドタバタしてるだけで、きっちりした笑いがないからです。1回目でリタイア。
●金曜日の恋人たちへ
出だし好調。紀香は「危険な関係」とはうって変わって生き生きしてる。彼女はこういう元気でがさつな役がはまり役なのか?コミカルな表情もいけてる。これは思わぬ拾いモノ!?と思ったら・・・主題歌でがっくり。
この音痴な歌声はもしやと思ったら、やっぱりGLAYだった。あーあ。あたしゃこのバンドが苦手なのよ。なぜって?曲がよくなくて歌が下手だから(GLAYの悪口を言うと止まらなくなるのでその話はまた今度)。しかもタイトルバックのだっさいこと。これだけCGが簡単にできるようになった時代に、大昔のトレンディドラマみたいなタイトルバック。わざとか?
しかしまあ、そこをのぞけばまあまあの出来。主役二人が偶然会いすぎる気はするけど、テンポもよい。高橋克典をまともに見たのは初めてだが、ちょっと猫背なトコと前髪が長すぎる以外はなかなかいい男。
第1回はわりと明るい始まりだったけど、これから水野真紀との三角関係でちょっとドロドロしたりもするんですかね?何となく往年のトレンディドラマを思わせる展開が期待できそう。あっ、だからわざと古くさいタイトルバックなのか(笑)。
●ビューティフルライフ
キムタクと常盤貴子の「夢の共演」だそうで。第1回めでいきなり驚異の31.8%をたたきだした。民放ドラマの初回視聴率としては新記録だって。ドラマ氷河期と言われていたのは何だったんでしょう。
でも考えてみると、日曜日のこの時間にじっくりとした恋愛ドラマを持ってきたのが勝因ですな。この時間帯はずっとファミリー向けだったのに、今回北川悦吏子脚本でキムタクで恋愛ドラマ。日曜はファミリーの日と思いこんでいた発想を転換してみたら、実は日曜夜9時は若い人が家で暇だったつうわけ(笑)。
ところで、これまでの初回視聴率記録は「ラブジェネレーション31・3%」で、その次が「ロングバケーション30・6%」。これって全部キムタクと北川脚本の組み合わせじゃないの。柳の下にドジョウは3匹もいたのね!やっぱいい男はオーソドックスな恋愛ドラマに出てもらいたいってことね。
それにしても北川悦吏子はセリフのディテールが抜群に上手い。こういうのを見ちゃうと「二千年の恋」の唐突なセリフがまるでバカみたいに思える(ただし「俺があんたのバリアフリーになる」はちょっとクサすぎだけど)。全体的に派手さはないがうまくまとまってた感じで、最後まで見てしまいそう。
余談ですが、ドラマ関係BBSに「キムタクが片桐はいりを見たあとで、常盤をカットモデルにしようとひらめいたのは、頬骨の高さが同じだったから」という書き込みがあって、なるほど〜と感心しました(笑)。
(以上)
www.dramafreak.net