Drama&Movie
   
 

 


2000.7.5 太陽は沈まない最終回

 録画してあった「太陽は沈まない」ラスト3話を見た。
 
このドラマはエピソードてんこ盛りってわけでもなく、大した盛り上がりもなかったのに、11話もってしまったから不思議だ。ひとくちに11話というが、正味40分として440分=7時間20分。こんなに長い時間主人公たちは何をやっていたんだろう?よく思い出せない(笑)。

 思い出せることといえば、やたらタッキーや松雪の顔のアップが多かったこと。しかもアップになっている時間が長い長い。CM直前の顔アップ時間は特に長くて、タッキーや松雪がいろいろと思い悩みながら20秒くらいアップになったまま

 これにタッキーの独白がからむとこうなる。「僕は・・・僕たちは・・・まだこの時・・・何も・・・知らなかった・・・(憂い顔のアップ)・・・・(さらに顔のアップ)・・・・(ず〜っとアップ)・・・・・・・(ふっと画面が暗くなってCM)」

 タッキーはわりと早口になりがちなので、間をとるように言われていたんだろうけど、それにしてもすごいゆっくりした話し方だ。小津映画もびっくり。余韻のマジック。この間がドラマを引き延ばしてたのは間違いない。

 それから松雪弁護士。彼女はよく事務所の机でドーナツを食べながら、あれこれ思い出す癖があった。病院の医者や看護婦とのやりとりをいちいち思い浮かべ(このとき過去の場面が映し出される)、反芻し、ドーナツをかじり・・・はっ!とした顔になる。何かに気づき手がかりをつかんだらしい。さすが松雪だ・・・じゃないぞ!なぜあの時すぐ気がつかなかったんだ松雪!この松雪のとろさがドラマを引き延ばしてた原因なのは間違いない。

 でもって、もしこれらの余韻部分と反芻部分を全編まとめると、余裕で1話分くらいになるのではないか?ここは週刊文春のズンズン堀井さんに調べてもらいたいところだが、たぶん我々はこの何も話が進まない場面を計40分以上も見つめていたのだ。どおりで11話もたった気がしないはずだ。



 そしていつのまやら最終回。なんと外科部長(大杉漣)が医療ミスの犯人だったことが判明。しかも彼は優香の父親。がちょーん!(死語)最後の最後にちらっと映った場面、タッキーが書いた絵馬には「もう一度逢えますように」とあった。「危険な関係」もそうだったけど、このスタッフはもしや?的な終わり方がよほど好きらしい。

 でも直(タッキー)と亜美(優香)がまたつきあうことはありえない。だって息子(兄)の彼女がお母さんを死なせた人の娘だったら会いたくないでしょう。娘の彼氏が自分のミスで亡くなった人の息子だったら、顔を合わせられないでしょう。外科部長が手術に失敗した事実が明らかになった時点で、二人の復活はないと思ったもん。「もう一度・・」ってのは、ハッピーエンドの予感じゃなくてずばり悲しい終わり方。連絡したくてもできないということだ。そこんとこをオブラートにつつもうとしちゃいけません。

 あと松雪弁護士に支払う報酬はどうなったのか?いくら勝訴したとはいえ890円じゃ困るじゃん。なのにタッキーったら「いい戦いでした」なんて握手して終わり?そんな言葉じゃなくてきっちり体で、じゃなくてお金で払ってあげないとね(笑)。




2000.7.16 2000年夏ドラマPart1

 さて、夏ドラマの感想など。


◆バスストップ

 先日、映画「メッセンジャー」での好演をほめたばかりの飯島直子。映画では、アパレルの広報→自転車便の女という、色っぽさと気さくなねーちゃん的要素をあわせ持つ彼女にぴったりな役だった。けど、今回はキャリアウーマンですって?うーむ。いくらカラーレーザープリンターを売ってるとはいえ、それは無理があるっしょ。

 しかし、もっと問題なのは内村。お笑いの人がドラマに出るのはめずらしくないが、あのナマリ。あれじゃ思いっきりコントやんか!画面の中のウッチャンにマジックでシワや赤い鼻の頭を描いてあげたくなりませんか?このドラマ「101回目のプロポーズ」を下敷きにしているらしいけど、武田鉄矢の演技はコントじゃなかったと思うけどな。


◆フードファイト

 野島伸司監修だそうで。最近ヘンな方向へ行ってる野島ワールドも脚本家が違えば何とかなるかしらと思って見てみた。が、やっぱり行っちゃったまんまだった。ありそうもない設定、独特な浮いてるセリフ、笑えないダジャレ。先日再放送してた「世紀末の詩」にそっくり。はいりこめない

 だいたい草なぎの役はどういう意味があるのかしらん?「大食いには見えないのに大食い」なので、「えっあの人があんなに?」みたいな驚きを狙ってるのだろうか?だけどそもそも草なぎが大食いしてるのを見たい人がいるだろうか?彼が延々と大食いしてる画(え)に何か感じるものがあるか?

 ない(きっぱり)。


◆愛をください

 主演の菅野美穂、愛情に飢えた女の子の役をやるのは「イグアナの娘」以来だっけか?でも昔よりずっと上手くなったね。昔と違ってテンション押さえ目で、ツボのところだけ低くてドスのきいた声でバシッとかましたり。それに眼差しがいかにも幸薄い女の子の目で、こんな表情もできるようになったんだと成長ぶりに目を見張った。

 それにくらべると、江口洋介って相変わらず上手いんだか下手なんだかよくわかんない演技。売り出し中の伊藤英明も目に力がない。原紗知絵も色黒で歯が長い。しかしストーリーはわりと期待がもてそう。ちょっとドロドロしそうではあるけど、それはそれで面白そう。


◆億万長者と結婚する方法

 いくらコメディだからって藤原紀香がソープ嬢!?なんだか見てられない。ドラマ自体が面白ければ気にならないのかもしれないけど、かなりの寒さときてるし。

 紀香を見ているとブルック・シールズを思い出す。明るくてでナイスバディでセックスシンボル的な美人女優。でも代表作になるような作品にめぐまれないまま華の時期を過ぎてしまった。紀香も未だにこれといった代表作がない。同じ年頃で、紀香より下手くそなあの女優も、紀香より地味なあの女優も、あの人といえばアレというような作品があるのに(例:江角マキコ=「ショムニ」、中谷美紀=「ケイゾク」)。

 紀香はぜんぜん仕事選んでないからいけないのか。それとも、仕事を選ばず何でもやってればある日とつぜん大化け&出世(例:浅野ゆう子)するのか?うーん難しい


◆花村大介

 ユースケがついに主演の座をゲット。
 第1回放送当日の朝、ユースケはドラマの番宣のため朝の情報番組に出ていた。

「ではユースケさん、このドラマについて一言どうぞ」
「あなたのトラウマになるドラマです!」
「・・な、なんですかそれは??」

 というような調子でスタジオ中にヘニャ〜とした空気がただよっちゃってた。やはりただものではない。そしてドラマ本編でも、期待通りスチャラカな雰囲気をふりまくユースケ。「お見合い結婚」の時は、あのややだらしない口元が脱力感を体現しているのではと分析したが、今回は違うポイントに注目しながら見ている。それはドラマ関連掲示板でこんな書き込みを発見したからだ。「ユースケは左右の鼻の穴の大きさが違う

 なるほど

(Part2につづく)




2000.7.20 2000年夏ドラマPart2

 前回につづいて、夏ドラマの感想をお送りします。


◆リミット・もしも、わが子が…

 1話と2話は見逃しちゃって3話から見た。いや〜久しぶり〜安田成美。お母さんになっても美しいままでえらいね。でも成美はいいとして、他のキャストがなんちゅーか。

 まず田中美佐子。最近のキャリアは、殺人犯(アウト〜妻たちの犯罪)→刑事(ショカツ)→誘拐犯ときた。いいのか?モロ師岡も、刑事(危険な関係)→美容室店長(ビューティフルライフ)→弁護士(太陽は沈まない)→刑事とめまぐるしい。しかも4クール連続出場だよノノさん!それから陣内孝則、あなたはいま「愛をください」で菅野美穂ちゃんと不倫してますよね。なぜここに?

 そして一番気になる転職は佐藤浩市。つい最近まで丁寧な物腰の気象予報官(天気予報の恋人)だったのに、急に人が悪くなっちゃって。しかもまるっきり同じ髪型、同じスーツで、同じ月曜日に性格激変ときた日にゃ。ついていけましぇーん。

 というわけで、せっかくお久しぶりの安田成美のフレッシュさを、他のキャストが帳消しにしてる気がするのであった。


◆ハッピー2

 高岡早紀めっちゃ老けたー!主婦の役とはいえ、もう体型とかも全然ダメ。同じ子供を生んで復帰組の安田成美とえらい差だ。実生活じゃダンナの保坂尚輝が料理してるそうなのに、それでもこうなっちゃうわけ?それともこの老けぶりは役作り&演技のたまもの?だったらすごいけどさ。

 おまけに、TV東京らしく何となく都落ちの感があるキャスティング。遠藤久美子とか。加瀬大周も出てたしな。しかも子役がブサイクだこと。いいと思うのはだけだ。むかしうちで飼っていた犬に似てるんだよね(笑)。あ、それから遠藤久美子の母親役の人、いま「愛をください」で養護施設の副園長さんやってるよね。ここにもまた忙しい役者さんが・・ていうかドラマ業界は人材不足なのかしらん?


◆OLヴィジュアル系

  紗理奈ねえさん、前クールの「Quiz」とはうってかわって脳天気なギャルぶり。やっぱりねえさんには暗い顔は似合わないわ。

 ストーリーは漫画原作なので、ま、たわいないっちゅーか。鈴木紗理奈演じるOL桜田門真恵は実は超どブスなメイク美人。それが同僚の目黒川(上原さくら)にばれちゃってしもべになるハメに。「鼻の穴に指つっこんで」と命令された桜田門は、目黒川の鼻の穴に指を・・というような調子(笑)。ま、アホくさいっちゃーそれまで。見どころは紗理奈の特殊ブスメークくらいか。せめて紗理奈があこがれる男性社員が、原田龍二じゃなくて竹野内豊クラスだったらなあ。ってムリを承知で言ってみました。


◆トリック

 面白いっ!ストーリーはひらたく言えば「霊能師のトリックをマジシャンがあばく」というもの。マジシャンに仲間由紀恵、コンビを組む科学者に阿部寛をもってきた。これが実にグッドな起用で、早くも「ケイゾク」の柴田・真山コンビにせまる名コンビぶりを発揮してる。

 でもってどのくらい面白いかというと、バスストップ10分見て「こりゃ〜ダメだ」、サマースノー10分見て「こりゃひでーや」、フードファイト10分見て「こりゃマズイだろ」、フレンズ5分見て「こりゃなんだ?」と、全部に駄作の烙印を押した義弟(妹のダンナ、かなり飽きっぽい性格)に「トリック」を見せたら、テレビの前にきちんと座り直して熱中していたということである(笑)。私も早く続きが見たくてたまらない。

(Part3につづく)




2000.7.26 2000年夏ドラマPart3

 前回につづいて、夏ドラマの感想です。


◆Summer Snow

 このドラマの設定にいかに無理があるか。については、たーさんの日記に詳しく書いてあるので、そちらを読んでいただくとして、私はあえてこのドラマの良い点をとりあげたい。

 それは、自転車が上手く乗れない男の子役に「平成夫婦茶碗」の完ちゃんを起用したこと。完チャン、見れば見るほど私の好みの顔なんだもん。あんまし大きくなってないところ(推定年齢8歳?)もいい。なるべく今のままでいてね〜。

 ・・って、まさかそれだけかい?ドラマのスタッフがここを読んだら「ワレ、ケンカ売っとんのか」って思うでしょうね。はっは。すんません。お詫びに今度ゆっくり時間をとって、このドラマのしょーもない点についても書いてもいいですか?なーんちゃって。はっはっは。


◆合い言葉は勇気

 前置きが長い。ていうか1話と2話が全部前置き。
 だって「不法投棄してる産廃業者を村から追い出すために、弁護士を連れてこようとしたがダメで、かわりに落ち目の役者(=弁護士役をやった経験あり)を連れてきちゃった」というのが1話と2話のストーリー。たったの2行になぜ2時間もかかるのかしらん。

 だもんで1話〜2話のあいだ中、田中邦衛老けたなーとか、鈴木京香もちょっと老けたかなーとか、香取慎吾はこの先ぜったい太るなーとか、そんなことばっか考えちゃったわ。

 そして第3話でようやく村にやってきたニセ弁護士(役所こうじ)。村民たちはだませたが、業者側の弁護士にはあっつーまにニセモノとばれちゃってどーすんの!?ってことで、ここから先は見逃せません(笑)。


◆フレンズ

 出演者、女3人男4人計7人。
 んで、このうち知り合い同士なのは、女2人、男2人、女と男と・・ややこしいっ!つうわけで、とりあえずパズルのような男女をどうやって無理なく出会わせるか、に脚本的全力が注がれている。

 浜ちゃんが和久井映見の家をたずねると、元彼が和久井の家の窓を拭いててコンニチワとか(別れた彼が窓掃除!)。 タクシーにのった和久井と友人が浜田の家に行くと、電話で呼び出しをくらった浜田が「のせて!」ちゅーことで、4人で行ってみたら別な男女2人がいてコンバンワとか(なにもぞろぞろついて行かなくても)。

 でもって出会う人数が2人→3人→4人→6人と増えていくごとにあら大変。6人の場面などは、俳優達を階段に配置するなど、知り合ったばかりの人々をいかに不自然でなく全員こっちむいて画面におさめるか、に演出的全力が注がれていたりする。

 が、見ての通りどうみても無理矢理で不自然なのがおかしい(笑)。てなわけで、次回は7人揃うのか?その時全員の撮り方はどうする?みたいなところに注目しながら見ると楽しいかもしれない「男女7人夏物語」じゃなくて「フレンズ」であった。




2000.7.30 フレンズ

 和久井映見とダウンタウンの浜ちゃんの組み合わせ。どんなドラマなんだか想像できないまま見てみたら、驚いたことにもろ正統派のトレンディドラマだった。

 どういうふうに正統なのかというと、すべてが軽くて甘い。会社をクビになってもちっともこたえてないように見える和久井。シナリオが採用されず自殺しようとしてあっさり船に助けられちゃうエレカシの宮本。事故で怪我した足を引きずって歩く竹内結子などは、歩くたびに引きずり方が違ってて、そのうちまちがえて反対の足を引きずるんじゃないか?と心配になるくらいだ。

 けれど、そんな深刻度の低さがクソ暑い夏にはぴったりというべきか。産後のダイエットに失敗した和久井や一向にやせる気配のない山口達也に「映る甲斐なし」と突っ込みを入れながら見るのはけっこう楽しい。これぞ正統派のトレンディドラマの醍醐味だね。

 
 しかしノリはトレンディでも、やはり気になるのは主役たち。30歳ですっかりおばさん体型の和久井に35歳?のブ男浜田。往年のトレンディドラマの若く美しい主役達を思うと隔世の感がある。

 特に浜ちゃん。ダウンタウンの人気者浜ちゃんをあからさまにブ男などと言う人は誰もいないけど、よーく見てほしい。いや、よーく見なくても、これがトレンディドラマの主役の顔?と素朴な疑問が湧いたことないですか?

 というのも、先日うちの母がこんなことを言ったのだ。うちの両親は毒舌な娘たちと違って良い性格で、テレビもNHKばかり見てるような人たちだ。が、実家に帰ったときにふと「HEY!HEY!HEY!」を見せたところ、母は浜ちゃんの顔を見て「ぷっ」と吹き出して言った。「お風呂屋さんの番台にいそうな顔ねえ

 いや〜知らないということはすごい。母はダウンタウンを知らないのでカリスマとかも感じないわけで、そういうものを取り去って見た正直な感想がずばりコレなのね。素人の言葉ほどタメになるものはないという教えである。それ以来、昨今のドラマを見せたら何というか是非聞いてみたいと思ったりしてるのだが。うちの母、意外と娘たちが束になってもかなわない毒舌だったりして。 



   
 

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