Drama&Movie
   
 

 


2001.4.6 2001年冬ドラマ各賞発表

 やばっ。更新をさぼってたら、来週から新ドラマが始まってしまうじゃないか。その前に2001年冬クールの各賞を発表しときましょう。

 
 今クールは、前クールに比べると、かなり小粒感がただようクールでした。「HERO」だけが全週30%以上というお化けな視聴率を稼ぎ出しましたが、はたしてその視聴率にふさわしい内容だったのか。また、あまりにも視聴率にこだわって煽ろうとする「めざましテレビ」に朝のさわやかな気分を台無しにされたと嘆いて、当BBSにかけこんで来られた視聴者の多かったこと。テレビ局は気をつけるように。

 「HERO」の対抗馬になると見られていた「ロケット・ボーイ」は織田裕二の故障による途中休止で失速。「織田が動けない中、脚本の書き直しをがんばった。織田もよくやった」などの声も聞かれますが、甘い(笑)。いくらがんばったって主役が動けないというのは、ドラマとしてはどうしようもないんざんす。織田ファンとしては残念ですがね。

 
 そんな中、「カバチタレ!」は女二人の主役にしちゃめずらしく「痛快」なんていう言葉がふさわしいドラマでした。なにしろ主役の二人のテンポのよい会話がおもろい。また、「テレクラの男」「美人局にはまった男」「白ブリーフに黒靴下の男」など、ゲストの男たちがことごとくダメ男ばかりだったのも、参考になりましたよね(何の?)。あとはもうちっとストーリーに太い筋が通ってりゃカンペキか。

 そう、今クールのドラマは、歌に詠むと「お母さん 真ん中がないよ このおせち」って感じでしたね(なんじゃそりゃ)。その心は「おせちといえば重箱。その重箱の隅にばかりネタがつまってて、肝心の真ん中のストーリーがないよ」ってことです(こじつけじゃ)。かなり面白かった「カバチタレ!」も、なんだかんだいってまあまあだった「HERO」も、そして「ロケット・ボーイ」も、「会話」とか「脇役」とか「雰囲気」とか、要するに小ネタでもたせてる。だから見終わったあと、「えっとどんな話だったっけ?」って思い出せないの。もっと本筋のストーリーでぐいぐい見せるドラマを心がけてちょんまげ。


  ドラマフリーク・アカデミー賞
2001年冬ドラマ受賞一覧

最優秀作品賞 カバチタレ! 面白いのでつっこめなかった
最優秀主演女優賞

常盤貴子&深津絵里
カバチタレ!

常盤はズバリはまり役。彼女が初めてイヤな女に見えなかった、という女性視聴者は多いのではないだろうか。
深津は上手すぎて何も言うことはありましぇん。
最優秀主演男優賞 該当なし 残念ながら。
最優秀助演女優賞

松たか子
HERO

「お見合い結婚」以来、ややババくさく気が強い女路線が定着した松たか。キムタクがボソボソやってられたのも、彼女のおばさんぽいツッコミが上手かったからだろう。
最優秀助演男優賞 市川染五郎
ロケット・ボーイ
あらま、松たかのお兄さまがこんなトコに。
あの舞台仕様の眉毛で「ヘイ!ヘイ!」って言う落差が面白かったので。
最優秀脇役賞

東京地検城西支部のみなさま
HERO
篠原涼子
カバチタレ!

「HERO」は城西支部のみなさまのおかげです。キムタクは足を向けて寝られません。
ミニスカ鬼婦警篠原涼子はすんばらしい。出てくるだけでゾクゾクするのなんて、最近じゃこの人くらいだ。
最優秀脚本賞 大森美香
カバチタレ!
会話が上手い。ひたすら感心した。



 また、前回お知らせした通り、今クールから、米国のゴールデン・ラズベリー賞にちなんで、最悪作品賞を新設いたしました。賞の名前は「ゴールデン・ストロベリー・オンザ・ショートケーキ賞」。もちろん第1回の受賞は「S.O.S」。おめでとう。
 来クールからは、当BBSにて「ゴールデンS.O.S賞」の投票を受け付けますので、ぜひご参加ください(詳しくは、来クールの終わり頃にBBSにて告知します)。なお、この賞はたんなる悪口じゃなく、ドラマ、脚本、女優・俳優の質向上のためにちょっと一言よろしいかしら?というのを目的としておりますので、そこんとこどうぞよろしこ。


ゴールデン・ストロベリー・オンザ・ショートケーキ賞
2001年冬ドラマ受賞一覧

最悪作品賞 ストロベリー・オンザ・ショートケーキ 「テーマは永遠の片思い」などとうたった上に、タッキーに「だから君を忘れないよ」というセリフを計20回もつぶやかせて、いかにも主役2人のどちらかが死ぬと思わせといて、「忘れるはずもない。こうしてそばにいるんだから」というオチで終わったドラマ。視聴者をナメとんのか?
最悪主演女優賞 内田有紀
ビッグ・ウィング
あまりの寒さに凍死しそうだった。
最悪主演男優賞 堂本 剛
向井荒太の動物日記〜ロシナンテの災難
前代未聞のバカボンぶりで見てる人を不安におとしいれた。
最悪助演女優賞 ともさかりえ
女子アナ。
目がキョロキョロと挙動不審。ボソボソしゃべりがアナウンサーとは思えない。
最悪脚本賞 野島伸司
ストロベリー・オンザ・ショートケーキ
雪山で弱ってる深キョンに、眠っちゃだめだと「ある日森の中熊さんに出会った♪」と歌うタッキー。しかし深キョンは息をひきとった。と思ったら翌朝ピンピンして山を降りてきた。なんと死んだふりをしていたという。しかも理由は「熊さんに会ったから」だという。
…というようなしょーもない脚本を平気で思いつく野島。人騒がせな深キョンと一緒に雪山のてっぺんから突き落としたろか。赤いコートの深キョンと雪だるまになりながら斜面を転がって、ふもとに着く頃には巨大なイチゴ大福の出来上がりですよ。ふん。
最悪カップル賞 内山理名&窪塚洋介
ストロベリー・オンザ・ショートケーキ
ここに窪塚君の名前を書かなければならなかった私の気持ちを察してほしい。
全部野島が悪い




2001.4.11 2001年春ドラマPart1

◆ラブレボリューション

 いやはや、まるでありし日のトレンディドラマを見ているようだ。

 出だしの海外ロケ、おしゃれなお仕事におしゃれなマンション、いい男との遭遇、そしていきなりのキス!書いていて恥ずかしくなるほど月9だ。「やまとなでしこ」で息を吹き返し、「HERO」で全週30%越えの記録を作った月9が、次に繰り出してきたのはコッテコテ〜の王道だったわけだ。

 しかし昔と違うのは、女優がでかくなったことと年くってることだろう。 主役の江角マキコは32歳のドクターだそうで、まさに高身長・高学歴・高収入・高齢化である。まあ医者という設定のおかげで、今までさんざんつっこまれてきた「OLがあんな高級なマンションに住めるはずがない」という月9最大の問題点はクリアできちゃったわけだが。

 けど、女優の大型化問題についてはどうだろうか。 昨今は角界でも力士の大型化による弊害が取りざたされており、ワザ(=決まり手)が寄り切りと押し出しばかりになって、勝負がつまらなくなったなどと言われている。ドラマ界での女優の大型化による弊害といえば、男優が台に乗って演技しなければならなくなったこと、だけではない。やはりモデル出身の大柄女優は総じて演技力というワザが足りないようなのだ。おかげでせっかく明るい月9に時折寒い風が吹いている。「大女総身に知恵が回りかね」などと陰口をたたかれないよう、がんばってほしいものである。



◆Pure Soul〜君が僕を忘れても

 いわゆるカネボウ・ヒューマンスペシャルに代表される病気もの、お涙頂戴ものは苦手ななーはる。このドラマもよっぽどパスしようかと思った。が、若年性アルツハイマーの話と聞いたので見てみた。実は最近うちの夫も物忘れがはげしく、単なるド忘れなのか、ボケの兆候なのか、このドラマを見て診断に役立てようと思ったのだ。

 結果、主人公の永作博美は、「とつぜん階段からころげ落ちた」「ヘアブラシという言葉が出てこない」「待ち合わせをした緒形直人に向かって『あれ?どうしたの?なんでここにいるの?』と言った」という症状がみられた。

 うちの夫の場合は、「顔面からころんで歯が欠けた」「布団という言葉が出てこない」「夜中に帰ってきてヒトの顔をじっと見て『あれっ?おめえは俺の女房じゃねえか!?』とびっくりした」という症状がかいまみられる。どれも酔っぱらっている時ではあるが、どうしたものか。来週の永作もぜひ参考にさせてもらいたい。

 それにしても、永作の脳の写真を見ながら「この患者来ないかもね。忘れてたら」とほくそ笑むドクター室井滋。怖かった〜。




2001.4.13 2001年春ドラマPart2

◆新・お水の花道 

 実は、なーはるは「旧・お水の花道」を見たことがない。

 なので、前作と比べてどうだとかは全くわからないが、逆にとてもフレッシュな気持ちで見ることができたと思う。そこで、新人らしい基本的な質問をしてもいいですか?


●伝説のホステス財前直見が再登場&店に復活するまで、ものすごく時間をかけてもったいつけていたが、そんなに財前はえらいのか?それとも、初回のみ1時間9分というハンパに延長された放送時間の弊害なのか?

●No.1ホステスの真中瞳。この人の顔も初めてまじまじと見たが。もう言われてることかもしれないが、真中瞳って受け口っていうか、受け唇?じゃないですか?

●事業に失敗して六本木を去るという気の毒な社長さんにお酒をすすめる財前。社長が帰ると言うのにひきとめて無理矢理飲ませていたが、あの酒は1杯いくらなのか?それとも店の17周年記念パーティの招待だからタダ酒なのか?ならいいけど。

●社長さんの好み「お酒と水の割合は2対1、氷は3つ」の通りに水割りを作って喜ばれた財前。社長は「こんな上手い酒は久しぶりだ」と涙まで流していたが、水割りってそんなにおいしいか?なーはるの好みは「焼酎とお湯の割合は1対3、梅干しは1つ」なのだが、だいたい酒なんて手酌で飲むのが一番おいしいと思いませんか?

●そんなわけで、ホステスにかしづかれて飲みたいなんて、男の見栄っきゃないと思う。もしもなーはるが男で「クラブ・パラダイス」に行くとしたら、火種まきしかないだろう。真中瞳が横に座った時には「財前ってさ、口元のシワが深いよね」とこっそり耳打ちし、財前には「紗知絵ちゃんて歯が長いよね」、原紗知絵には「瞳ちゃんて受け口だよね」とささやいてみたい。ライバルの悪口が嫌いな女はいないから、「やだ〜なーさんったら」と言いながら皆大喜び。んで翌日、更衣室で「なによ、この受け口女!」「なにぃ!?口元シワシワのくせに!」などと大バトルが始まったりしたら楽しいかもしれないと思いませんか?



◆ルーキー!

 こりゃ〜詰め込みすぎだね。

 堂本光が刑事になって初出勤の途中に誘拐犯と間違われて逮捕→黒木瞳が校内暴力の学生をとっちめて署に連行→堂本と筧利夫がストーカーをとりにがす→黒木が誘拐犯を逮捕→ストーカーの被害者が暴力被害にあう→堂本と筧がストーカーを逮捕→黒木が暴力犯を逮捕・・・とまあ、このように、たった1話だけで逮捕劇がてんこ盛り。

 さらにその合間に、新米カメラマンの内山理名とのエピソード、堂本の歓迎会のエピソード、黒木瞳の子供と別れた夫のエピソードなどがはさまって、ああ忙しい。場面がブチブチちぎれてるおかげで、BGMも、さっきまで勇ましい曲が流れてたと思ったら、急に悲しげな曲になった、と思ったら、また勇ましくと、落ち着かないったらありゃしない。

 しかし、一番気になったのは、堂本がストーカーに刺された場面だろう。堂本のジャンパーの左胸に刺さったカッターナイフ。ところが、実は左胸の内ポケットには警察手帳が入っており、カッターの刺さった警察手帳をかかげて「助かった〜」という堂本・・ってアンタ、なんでカッターが警察手帳に直接刺さっとるのや!?カッターはジャンパーの上から刺さったんだから、カッターひっこぬかなきゃ警察手帳とりだせないはずでしょーが!

 堂本光は手品師なのか?




2001.4.15 2001年春ドラマPart3

◆私を旅館に連れてって 

観月ありさって何でこんなにでかくなっちゃったんだろ。

 先日、江角マキコと米倉涼子について「女優の大型化が云々」と書いたけど、観月の場合はもはや巨大化と言ってもいいくらいだ。背が高いだけでなく、首が太くて長くて、腰がバーンと張って、太ももがドーン。そんな観月の立ち姿を見ると、なぜか恐竜を思い出して、後ろに大きななしっぽでもついてるんじゃないかと探してしまうなーはるである。

 ま、それはおいといて。

 ドラマのほうは、今クールでこれまでに見た中では、一番ましであった。「亡くなった夫が残した没落した旅館を継ぐ若い女房」なんていうと、いかにも人情ドラマみたいだが、そんな気配はあまりなくて。ダメなレストランを立て直す「王様のレストラン」みたいなドラマになればいいな〜という感じだ。けど、若き未亡人の観月の恋の相手になりそうな男が、金子賢と風間杜夫じゃねえ。どうやらこのドラマには「来週が待ち遠しいっ」と思わせる引力が足りないとみた。

 そこで、視聴者がぜひとも見たくなるような具体策を練ってみたのだが、

●東十条さんをレギュラーにする
●毎週、泊まり客の中に大物ゲストを紛れこませる

 ってのはどうかしら。東十条さんこと東幹久は、BBSでも彼の話題が出るとたちまち長いレスがつく人気者(どういう話題かはさておき)。毎週出たらチャンネルを合わせる人は確実にいるはずだ。また、大物ゲストってのは「カバチタレ!」方式をマネさせていただいたのであるが、できれば「やまとなでしこ」の出演者を出してくれるとうれしい。けど、今クールも皆忙しそうだから無理かな。だったら、ドリーム航空のナシモト君でもいいや(え?それ誰かって?あの人ですよあの人)。



◆嫁はミツボシ。

 タイトルに「。」がついてる。おまけに「嫁」という字が入っていたりする。しかもTBSである。こりゃーロクでもないドラマにちがいない。と思ったらその通りだった。

 今どきあっさり同居してくれる嫁はいないので、結婚式当日に新郎が海外単身赴任→義母が急死→義父が倒れる→嫁が家事をやるハメに、みたいな設定になってるのだが。なぜそこまでして大家族&嫁の話をやりたいのか。そんなもんは「渡る世間は鬼ばかり」にまかせておきゃーいいじゃないか。

 なにしろ、主人公木村佳乃の夫の家族というのがヒドイんである。父親が倒れたのに誰も見舞いに行かず。家事もせず。家は荒れ放題。でもって嫁の佳乃に全部押しつけようとするのだ。佳乃も佳乃である。「どうせ家事なんかできないんでしょー」とか言われて「できますよ!」とかムキになっちゃって。バカだね。

 そして結局、病院から持ち帰った義父の着替えの洗濯(1週間分)、散らかった食器の後かたづけ、掃除機がけなどをやったあげく、うなぎ屋(=夫の実家の家業)を手伝った上に、会社から持ち帰った書類も仕上げた翌朝、義姉の子供に書類に落書きされてブチ切れた佳乃。「なによ!みんな勝手なことばかり!」とわめくと、さすがにしーんと静まりかえる家族たち。すると義姉(浅田美代子)が「ねえ朝御飯まだ?」だと。

 さて、一般的にいって、こんな目に会った嫁が何を考えるかというと、苦労と夫の重さをはかりにかけるに決まっている。で、夫のほうが重ければいいのだが、そうでない場合は ・・・言わなくてもわかりますわな。じゃ、どのくらい出来の良い夫ならよいかというと、一般常識からいって、もしも夫が竹野内豊窪塚洋介だったとして、はかりがつりあうかつりあわないか微妙なところであろう。ドラマでは佳乃の夫は原田龍二なので、説得力ゼロである。




2001.4.17 2001年春ドラマ(ムコ殿)

 お婿さんは人気ロックスター。なので、結婚は秘密にしておかなければならない、というストーリーである。

 しかし昨年の、日本のトップアイドル木村拓哉の結婚によって、この設定自体が説得力を失ってるんじゃないか。結婚後キムタクの人気が凋落したならともかく、ドラマ「HERO」は大ヒット、「スマスマ」も絶好調、コンサートをやりゃ満員御礼(なんですよね?よく知らないけど)なのだ。もう人気絶頂のスターは結婚しちゃいけないという法則は意味がなくなっちゃったんである。いくら桜庭裕一郎(長瀬智也)がスターだからって、キムタクに比べりゃへのかっぱなんだし。

 いやもちろん、キムタクだって結婚当初は、「なんで工藤静香なんかと」という大ブーイングがあったことはあった。けど、日本人は熱しやすく冷めやすいのがいいところ。今じゃ、結婚自体はとっくにあきらめて、それよりも、出産後に復帰した静香が「うちのパパはベロベロバァーが得意で〜」などと、ファンが知りたくないことをペラペラしゃべったりしないかどうかに心配が向けられているのである。

 その点、長瀬智也の奥さんの竹内結子は、頭は悪くなさそうなので、「彼は本当はダサくって、家ではいっつもジャージなんですぅ」なんて言ったりしないだろう。だから結婚を秘密にしておかなきゃいけない口実はほとんど見あたらない。

 しかしまあドラマだから、そういう設定にしちゃいました〜、ってことで大目にみるとしよう。長瀬がクールな男なのは営業上だけで、本当は小さい頃両親をなくしたため暖かい家庭を夢見てる、というのもいいだろう。そんな彼だから、結子の家族との夕食会に仕事で遅れ、父親手製のすき焼きが鍋にさびしく残っているのを見て涙を流した、というのもアリだろう。

 だけど、なんですき焼きの残りをいきなり手づかみで食べるんじゃー!!

 
 なーはるは「今年がサッカーのワールドカップの年でなくて本当によかった」と思ったぞ。世界中から選手や観客やマスメディアが来てる時に、こんなドラマが放送されて「日本人は興奮すると手づかみでモノを食べるのか?」と思われたらどうするんだ。いや、よく考えたら、ワールドカップの年でなくたって外国人はいっぱいやってくる。ホームステイしてる留学生に、上記の質問をされたら何て答えたらいいのだろう。

 いや、もっとよく考えたら、外国人の心配をする前に、日本の子供のしつけにだってよくない。手づかみでモノを食べるクセのある子供に「動物じゃないんだから箸を使いなさい!」と日頃から説教してる母親は、「あのお兄ちゃんは人間に見えるけど人間じゃないのよ」などと苦しい説明を強いられたかもしれないではないか。

 そんなふうに困惑する視聴者をよそに、牛肉と白滝と焼き豆腐のカスで口の回りをベトベトにしながら、手づかみで食べる長瀬智也。せめて手を洗ってから食べてほしかった。




2001.4.19 2001年春ドラマ(昔の男)

 いきなり藤原紀香と阿部寛のベッドシーンで始まった。さすが内館ドラマ?

 しかし、阿部ちゃんは結婚願望がない男らしく、「結婚したいなら他の男にしとけよ」だと。さんざんエッチしといて、んなこと言われてもねえ。紀香はそんな時、携帯に登録してある7年前に別れた元彼の電話番号を見つめたりする。「昔の男の番号を消せないでいます」とかつぶやきながら。

 だけど、ちょっと待った。

 なんで、その番号が090で始まるのかな〜?皆さん、7年前に携帯なんて持ってました?

 
 そこで、うちのトイレに置いてあった5年前の週刊文春(1996年6月20日号)を見てみたら、織田裕二が「ドコモの携帯大幅値下げ。」などとうたってる広告が載っていた。
 それによると、デジタルムーバP101は4万9千円、一番安いN102でも3万6千円。値下げしてこのお値段であるから、7年前はいったいどんな値段だったのか。

 しかも、申し込み費用は9千円、プランAの月額基本使用料は6千8百円だそうで。いや、それよりも問題なのは、通話料についてはいっさい書かれてなかったことだ。
 広告ってやつは、都合の悪いことには触れないものなので、いったいどんなべらぼうな料金だったのか。

 
 7年前、学生の身分でそんな金食い虫の携帯を持っていた紀香の元彼、大沢たかお。友達は誰も携帯なんか持ってなかっただろうし、あいつの携帯にかけると高くてしょーがない、ってんで大沢のトコには誰からも電話がかかってこなかったことだろう。大沢自身も料金の請求がおっかなくて、どこにもかけられなかったに違いない。実に寂しいケータイである。

 しかし、それでも携帯を持っていた大沢たかおは、そうとう見栄っぱりな人物と思われる。見栄っぱりな男というのは、紀香のような見栄えがする女を好むもの。だから大沢が地味な富田靖子と結婚したのは、よっぽど靖子の親に世話になったとか、あるいは何かの間違いだったんだろう。そんな大沢の番号を消さずに、1999年1月の携帯番号11ケタ化の後も、しっかり11ケタに直して登録してる紀香。こんな二人がばったり会ったら、焼けぼっくいに火がつくのは当たり前だ。靖子の笑顔がもうすでに怖いのもうなずける。

 ところで、紀香の携帯に登録されてた「09074235098」に誰か電話してみた人いますかね?まさかホントに大沢君が出ちゃったりして〜(爆)。




2001.4.23 2001年春ドラマ(ラブストーリー)

 先日、都内某所にて、なーはる&たーさんの巨頭会談が行われた。議題はもちろん「ラブストーリー」についてである。


な「さて、わたくし第1話の重大な問題点を発見しましたの」
た「なに?」
な「トヨエツの部屋でミポリンとトヨエツが向かい合って座っている場面がやけに多くなかったですか?」
た「たしかに多かった」
な「だしょーん?数えてみたらそんな場面が4回も出てきたのよ」

トヨエツの部屋→他の場所→トヨエツの部屋→他の場所→トヨエツのマンションの1階の喫茶店のテラス→他の場所→トヨエツの部屋

た「あれ、ホントだ。サンドイッチ状態だ」
な「そうそう、トヨエツの部屋がサンドイッチのパンで、他の場所がなわけね」
た「4段重ねか」
な「そーなの。だから食べてるうちに飽きがくるの」


た「でも、『王様のレストラン』なんて、ずっとレストランの場面だったよね」
な「だけど、いろんな方向から撮ってたじゃない?」
た「ふーむ?」
な「トヨエツの部屋はいつも同じ方向から撮ってんのよ〜」
た「ふーむ」
な「しかも出演者はちーんと座ったまんまなんよ」
た「そういや、いっつも右にトヨエツ、左にミポリンだった」
な「トヨエツの部屋は、手前側の壁がないってのがアリアリなの」
た「だから、いかにもセットでござい、って感じなのか」
な「そそ。カメラは正面に1台、その両側に1台ずつ計3台。しかも固定って感じ?」
た「横着やのう」
な「てゆーか、TBSの十八番の大家族ドラマの撮り方をそのまんまやっちゃったって感じ?」


た「でもさ、『やまとなでしこ』の西村雅彦邸だって、手前側の壁がなかったじゃん」
な「そういやそうだ」
た「でも別に、セットでござい、って感じじゃなかった」
な「なんでだろ」
た「なんでやねん」
な「やっぱセットの質の違いかな。TBSとフジの」
た「ん!そういや、『S.O.S』のタッキーの家、寒そうだった〜」
な「『やまとなでしこ』の西村邸はいかにも真理子さんが選びそうな調度品が飾ってあった」
た「トヨエツのとこなんか人が住んでる感じがしない
な「そんな粗末なセットを」
た「いつも同じ方向から撮って」
な「何回も延々と垂れ流す」
た「だから途中でチャンネル変えた人が多かったんだ」
な「つまんねー!ってBBSに文句言ってきた人もね」


た「だけどさ、会話とかが素晴らしい、って絶賛した人もいたらしいよ」
な「そーいう人はね、セットの粗末さが気にならないんじゃない」
た「ふーん。会話も粗末だったと思うけどな(ボソ)」
な「ま、あたしらはセット・グルメだから、いくら会話のスパイスをきかせても、まずいセットはいただけないってことで」
た「わかった!ラブストのセットは『ドリフの8時だよ!全員集合』方式になってるんだよ」
な「というと?」
た「トヨエツの部屋をグルーッと回すと、1階の喫茶店が出てくるの
な「あの回る舞台セットか!」
た「そそそ」
な「ってことは、最終回はセットの壁や天井が倒れてくるわけね」
た「そゆこと」

(おわり)



・おまけ

 昨日の「ラブストーリー」第2話は、なーだんさんと一緒に見るハメになってしまった。過去にも「氷の世界」を鑑賞中、菜々子のやわな救急治療ぶりに「そんなんじゃ竹野内は助からないぞー!」とか言ってたら、「死なせてやれ」などとつぶやいて、ドラマをすっかりギャグにしてしまった前科のあるなーだんさん。イヤな予感はしたのだが、ミポリンが出てきたとたん・・

「おい、中山美穂って南米の土偶みてえだな」
「な、なんだ?それは?」
「ほら、インカ帝国とかから出土した土偶だよ」
「・・・」

 次に、ミポリンの彼氏の坂口憲二を見たなーだんさんは、

「この男、脇がくさそうだな」
「なんでそーゆーこと言うの!」
「だってさ、もし窪塚洋介だったら、脇からレモンの匂いがしそうじゃん」
「ふーむ、そういわれてみれば」
「だろ?」
「じゃあ、トヨエツの脇は?」
お線香の匂いがしそう」
「!!!」

 それからというもの、トヨエツとミポリンのおしゃれな会話は、すっかりお線香の匂いにかき消されてしまいましたとさ・・。




2001.4.26 ラブレボリューション〜藤木直人

 月9の「ラブレボリューション」は回を追うごとによくなっている。特に今週の3話は出来がよかったので、私の第1回のレビューを読んで見るのをやめた方はお気の毒さまである(おいコラッ)。

 3話のどこがよかったかって、「女性の好きなモノがてんこ盛り」だったことだろう。どんな風にデートに誘われたいのか、ケンカしたらどうやってフォローしてほしいのか、どんなキスをして欲しいのか・・・その答えを全部、しゃれた小道具(傘、靴、熱帯魚など)を使った上手い演出で見せてくれちゃったんである。そしてそんな女性の好きなモノを連れてきてくれた彼が藤木直人だった、つうわけだ。


 実は私はメナード薬用ビューネのCMの藤木直人しか知らなかった。彼の出ているドラマは見たことがなかったのだ。しかし、BBSでは以前から話題になっており、さんざん「かっこいい」と聞かされていたので「ラブレボ」を楽しみにしていたわけであるが。初めて彼を見た感想は、「まさかこれほどいい男とは」(笑)。いや〜驚いたね。何がって「いま女性に強引にキスして許されるのは窪塚洋介と竹野内豊とトヨエツくらいしかいないだろう」とタカをくくっていたのだが。いたんである。ここに。


 そんな藤木直人が演じる須賀英一郎という男は、かなりツッコミがいのある人物だ。やり手のTV記者で、特ダネのためなら女と寝ちゃったりする(あらあら)。女医の江角マキコに近づいたのも、偽装入院してる政治家をすっぱ抜くためで、江角をチューでかどわかそうとする(初対面でチューするかよ)。会って2回目で「恭子さん」などと呼ぶ(なれなれしいっ)。ケンカすると容赦なくズケズケ言う(子供っぽい)。けど、マメで女性の喜ぶモノを知っており、なによりキスが上手い(どこがどう上手いのかっていうと・・話が長くなるからまたこんど)。

 とまあ一見してわかるように、ヤサ男である。  そして藤木直人自身も、一目見て「やばい」感がただよう男である。どうやばいのかっていうと、1歩まちがえるとハーレクインロマンス系の昼メロの主役になり(例:佐藤敦啓)、2歩まちがえるとホストクラブのホストみたくなり(例:羽賀健二)、3歩まちがえると人生を転落するのではないか(例:羽賀健二・・あら?ダブってる?)。

 
 また、この手の色男というのは、なぜか年をとるとお笑い系になっていく危険性もはらんでいる(例:スターにしきの、ヒロミ・ゴー)。人気の絶頂にあっても、片足をつっこみかけてる人だっている(例:反町隆史)。

 
 しかし、藤木直人の場合は、昼メロの主役には器が大きすぎ、ホストにしては上品すぎ、お笑いに関してはドラマの主題歌をまだ歌っていない、というところでとどまっている気がする。最近の売れっ子俳優の中でもダントツでエッチっぽい感じがするのにもかかわらず、転落せずにとどまっているのはなかなか出来ないことだ。30歳のTV記者という役なので、いつもスーツを着て、色気を隠そうとしてるかのようであるが、ぜんぜん隠せてないというか、かえってエッチっぽい感じが増幅されている、けど、安手の色男に成り下がってはいないという非常に不思議な人だ。まさにギリギリの美学である(大げさな)。

 
 というわけで、「来る来ると思ってるけど、なかなか来ませんねえ」とBBSでいわれていた藤木直人であるが、「ラブレボリューション」第3話で「来た」のではないか。旭化成のCMでいうところの「BREAKTHROUGH=ブレイクする」ってやつである。ドラマを見ていて「あ、この人、今ブレイクしたかも」なんて思ったのは初めてなので、不思議な気分だ(もし予感がまちがっていたとしても「ごめんなさぁーい」と言えば済むことなので、言っちゃったもん勝ちだもんね。ははは)

 どんなにステキで上手い俳優さんでも、その人の個性とその時の年齢にぴったりな役が回ってくることは少ないと思うので、そんな瞬間を目撃できるのは「一期一会」。しかも、藤木直人は私にとっては初めてドラマで見る俳優さんだったわけだから、この感激を言葉で表すと「はじめまして〜!」って感じである(それってただの挨拶なんじゃ?)。




・おまけ

な「ほーら、藤木直人の似顔絵どう?」
夫「こいつ、かっこいいじゃん」
な「やっぱそう思う?」
夫「織田裕二に似てるな」
な「ど、どこがじゃ!アンタの顔認識力おかしいよ
夫「目が似てるじゃん」
な「いや、織田ちゃんはもっと目がキリっとしてるでしょ」
夫「そうか?」
な「藤木直人の場合は、二重の幅が広くて、目がトローンとしてるの」
夫「ふーん。こいつ頭悪いの?
な「な、なんでそーなるの!早大理工だってよ」
夫「えっ頭いいんじゃん」
な「だね」
夫「そんなヤツがなんで水商売に身を転じて・・
な「ちょっと待ったー!芸能界は水商売なのか?」
夫「違うのか?」
な「う、う〜ん??」
( 違うと言い切れないなーはるであった・・)




2001.4.30 ラブストーリー〜ヘンな女主人公

 恋愛ドラマの醍醐味といえば、「主人公になりきっていい男と恋をする」ことに決まっている(そうなのか?)。

 しかし、往々にして主人公に感情移入できない場合がある。そんな時はどうするかというと、ひたすらツッコミを入れるか、見るのをやめるかのどっちかだ(当たり前だっつーの)。「ラブストーリー」は私にとってはそんなドラマである。

 だってさー、主人公の美咲(中山ミポリン)って、ヘンな女なんだもん。

 
 第1話で彼女の同僚が語ったところによると、ミポリンは「ピンポーン、来ちゃった」攻撃が得意な女だという。彼氏に会いたくなると突然押し掛ける性癖があるらしい。けど、「ピンポーン来ちゃったをすると、たいてい嫌われます」などと言うミポリン。こんな美人がピンポーンして嫌われるとは、いったいなぜ? 

 
 その謎は第2話で解けた。実はミポリンにはここ2ヶ月疎遠になってる彼氏がいるのだが。でもって、案の定そいつが女連れでいるところにばったり出くわしたりするのだが。なぜかその直後に、ミポリンは彼氏の部屋に「ピンポーン来ちゃった」しに行くんである!

 女連れ=明らかにふられた状況なのにもかかわらずピンポーン。しかも、彼が出てこないので、鍵でドアを開けたミポリン。フツーそんなことするかっ?

 したら、玄関に彼の靴と女の赤い靴が並んでいて、がーん!ってアンタ、そりゃー進入禁止の標識を無視したあげく、電柱に自分から突っ込んだようなもんでしょうが。

 つまりミポリンは、自分がふられたこともわからないような察しの悪い女な上に、「ピンポーン来ちゃった」の時と場所をわきまえない恋愛TPO音痴だったのでござる。ふられて当然。同情の余地なし。

 
 しかし、驚いたのはその後だ。なんとミポリンは、泣きながらトヨエツ先生に電話をかけたんである。おいおい、いくら失恋したからって、担当編集者のくせに作家様にそんな電話するやつがいるか。それって、「相談にのってもらうフリをしてあわよくば・・」という下心まんまんの女がやる行動パターンでしょうが。

 おまけに「どうした?」と聞くトヨエツに「できたら『の?』をつけて、『どうしたの?』って言ってくれませんか」ですって??

 この場面、「一見ステキな恋愛ドラマの一場面」に見えちゃうからクセモノだ。スピッツの曲なんかも流れちゃったりして。でもさあ、その女が泣いてるのは、標識を無視して自分から電柱に突っ込んで大けがしたからじゃないすか。アホくさ。もしこの涙の電話シーンを「いいなあ〜」と思える人がいたとしたら、それは、数分前の電柱激突自損事故ストーリーを忘れちゃってる若年性アルツハイマーかもしれない。気をつけよう。



・おまけ

  昨日の第3話。なんとミポリンは電話だけじゃ足りなかったらしく、トヨエツの部屋に上がり込んでいた。そして、自分の失恋話をとうとうと語り始めたのだ。「一瞬でも彼が恋してくれてたらいいんです」とかなんとか、まるで恋愛ドラマの主役気取りじゃないか(ややこしいぞっ)。

 だのに、そんなミポリンに「君は結構いいことを言っている」「俺は心の原稿用紙を開いて記録している」などと言うトヨエツ。それでわかったよ。永瀬康(トヨエツ)の小説は、きっとあんまり面白くないにちがいない。

 だいたい、失恋なんて、少し時が過ぎて昇華されてから語るのが、大人のたしなみってもんではなかろうか。私の友人には、「いや〜ポートピアホテルでオーシャンビュー*の部屋をとったばかりに、夜すっげー気まずい雰囲気になっちゃってさー。がははは」みたいな笑い話、じゃなくて失恋話を聞かせてくれる人たちがいるので(どういう友人じゃ)、ミポリンの自分に酔ってる失恋話なんて「けっ」ってなもんである。


*神戸ポートピアホテルは、オーシャンビューの部屋は夜は真っ暗な海が見えるだけ。六甲山の夜景が見えるマウンテンビューの部屋でないと意味がないちゅーことで。

 


   
 

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