Drama&Movie
   
 

 


2001.5.4 男のサンプルPart1〜ラブストーリー 

 恋愛ドラマの醍醐味には、「主人公になりきっていい男と恋をする」ことの他に、「いろいろな男のサンプルを観察できる」というのがある。

 人間、一生の間にそんなにたくさんの人と知り合えるわけではない。ましてや、恋愛の対象にしたいような男がとっかえひっかえ現れて困っちゃうなんて人はあまりいないだろう。

 その点、恋愛ドラマは、よりどりみどりのいい男があれやこれや誘ったり口説いたりしてみせてくれるわけで。「そうそう、男ってそうよね〜」と実体験に照らしあわせたり、「次はこう来るぞ」と予測したり、意表をついた誘い文句に「そう来たか」と感心したり、というようなことが、お茶の間でお煎餅をバリバリいわせながらできるんである。これが醍醐味でなくてなんであろうか(笑)。

 つうわけで、さっそく今クールのドラマの中からみてみましょう。

 
 まずは「ラブストーリー」の永瀬康(トヨエツ)。
 プロフィールは人気作家。37歳。性格は気難しい、無愛想、つっけんどん、頑固、シャイ、神経質。よってモテない。

 
 この永瀬康は、最初こそミポリンの前でドカッと足を投げ出したり、尊大な物言いをしていたが、反面、優香にチューされて目を白黒させてみたり…実は不器用な人なんじゃないかってことで、男性視聴者に評判が良いようである。

 日本の男は伝統的に、高倉健に代表される不器用な男が好きみたいだが、それはたぶん、自分も不器用(=根はいいやつだけど表に出せなくて損してる人)のはしくれだと思っているからだろう。

 クールで近寄りがたい役が多かったあのトヨエツが、そんな不器用な男に扮して、優香にチューされてドギマギしてるのだから、「なんだトヨエツも俺たちと同じじゃないか」と親近感を持つのも当然だ。男にしてみたら、トヨエツに感情移入して優香とチューなんて最高な気分かもしれない。 

 
 けれど、残念ながら、永瀬康は男のサンプルとしては最低ランクと言わざるをえない。だって、トヨエツの顔をしてるから何とかなっているが、もし顔をとったら、そこらにいる普通の男じゃないか。気難しくて無愛想な男なんて、日本には掃いて捨てるほどいるではないか〜。

 よって永瀬がこの先どんな口説き文句を言うのか、なんてこともほとんど期待できない。この手の男は、女性が言ってほしいことの半分も言わないに決まってるからだ。

 まあ北川悦吏子脚本だから、だんだん女性好みの男に変わってはいくだろう。だけど最初のキャラ設定と乖離したのがバレないように、最終回では再び気難しさや頑固さをおりまぜて、つじつまを合わせようとするんじゃないか。たとえば、結婚式の誓いのキスの場面で「そんなことできるかっ」と言い出す、みたいな。

 こういう偏屈男には、なんとなくおかしみというものがあって面白い、という人もいるかもしれないが。一瞬のおかしみのために偏屈をガマンするなんてばかげている。

 しかし、不器用(=ホントはいいやつだよ〜ん)という免罪符のもとに、最後はミポリンとくっつくであろう永瀬康。女にとっては、男に要求するレベルを下げさせる困った人物であり、男にとっては、女性を誘ったり口説いたりする上で何の参考にもならず、進歩ももたらさない人物だ。要注意である。

(つづく)




2001.5.5 男のサンプルPart2ラブレボリューション

 さて、前回にひきつづいて、ドラマにおける男のサンプルを見てみましょう。

 
 2人目の男は「ラブレボリューション」の須賀英一郎(藤木直人)。
 やり手のTV記者。30歳。性格は明るい、愛想がよい、マメ、大胆、如才ない、女に優しい、女の扱いが上手い。料理と釣りも上手い。超モテ男。

 須賀英一郎的な男は、イタリアには掃いて捨てるほどいると思われるが、日本には生息数が少ない。よって希少価値があり、常に女が群がっている。

 実際、須賀は浮気性というよりは、女に押し掛けられてしまうタイプのようだ。それもこれも、本人の生まれ持っている妙にフレンドリーな性質のせいだろう。この性質にあの顔がついてるため、女がほっとかないわけだ。

 
 しかしそれだけなら、男のサンプルとしては単純な部類に入るが、みるべきポイントは彼の会話能力の高さである。ひらたく言うと、彼の会話は「飛ぶ」んである。こっち(女性)が考えるより先のことをポンポン口にするので、恋愛の段取りの階段を3段ぬきで登っていく気分が味わえて、面白い。

 おかげでドラマ的にも話がトトーンと進んで、第3話〜4話あたりですでに恭子先生(江角マキコ)とラブラブ状態。こういう男は本気でつきあったり、実際に結婚したら本当に大変だ。これから先の恭子先生の苦労がしのばれる。

 
 そんな須賀英一郎は、男からみたらどうなのかっていうと、一目見ただけで、頭の中で警報が鳴り出す危険人物なのではないか。自分の彼女の半径25メートル以内には近づけたくない男だろう。いや、フェロモンが風に乗って飛んでくることを考えると、半径50メートルは確保しておきたいところだ。

 
 それに、彼の恋愛術を参考にするったって、初対面でキスなんて普通殴られるだけだし、閉館後の水族館でチューなんかしてたらたたき出されるのがオチだし。そもそも顔の良い男なら何をやっても許されるんじゃ、何の参考にもならなそうである。

 
 でも実は、須賀のやっていることの中で、普通の男にも使える手がある。

 それは、ケンカのフォローの仕方だ。デートを女に邪魔されて、須賀と一緒に映画を見ることができなかった恭子は「パンフレット買えなかった」とダダをこねるのだが。こういう時フツーに頭が回る男だったら、(パンフレットが欲しいわけじゃなくて、女連れだから怒ってるんだな)と見抜いて、「彼女は無理矢理来たんだよ」とわけを話すだろう。

 けど、そんなことより、女の腹の虫をおさめる一番の手は、たとえ欲しくないとわかっていてもパンフレットを買ってあげることだ。もちろん、ただ買うだけじゃなく、「仲直りしたい」という意志表示が必要なわけだけど。そこんとこ須賀は「彼女が1匹だけ飼っている熱帯魚をもう1匹プレゼントする」というワザでやってのけた。さ〜すが。

 須賀英一郎、男にとっては、女が男に要求するレベルを上げさせるという意味においても最警戒人物かもしれない。

(おわり)



・おまけ

 ところで、このようにドラマの男を観察し、恋愛について考えているうちにお煎餅の袋をひと袋カラにしたりすることが、主婦である私の人生の何の役にたつのか。と心配してくださる方もいることだろう。

 でも、私の人生には役にたたないかもしれないが、ヒトの人生には役にたつこともあるのだ。先日も知り合い(20代後半の男性)から「告白すべきか、やめたほうがいいか」というような相談をうけたが、そんな時私は相手の女性の年齢や人柄を根ほり葉ほり、いえ、綿密に聞き出して、恋愛の傾向と対策を伝授するのである。おかげで先日「めでたく彼女ができました」という報告をうけたばかりだ。ただ、彼は感謝の言葉とともに次のような言葉を吐いた。

さすがドラマを見ているだけありますねえ

 そ、そりゃあ違うぞっ。私のアドバイスが的確なのは、ドラマを見ているからじゃなくて、人生についていろいろ考えているからなの。そこんとこ間違えないよーに!




2001.5.9 ラブレボリューションvsラブストーリー〜主人公の部屋

 その家の玄関を入ると、熱帯魚の水槽が目に入る。右手にキッチン、左手にリビング。正面には机とパソコンがあり、その奥の左は寝室、右はバスルーム。ベランダからは、通りをへだてて桜の木が見える…。

 この家の主人はドクターで忙しいけど、家にいることが多い。彼女は部屋で、料理を作り、洗濯をし、テレビを見て、彼氏と電話し、熱帯魚にエサをやり、お風呂に入り、靴下をはいたりする…。

 そんな暮らしぶりをずっと見ているうちに、なぜかその人の人生を応援したくなったりする。恋愛下手な彼女に「あ〜本当に男をわかってないんだから、恭子さんのバカ〜」などと語りかけてしまう。危ない。あんなドスのきいた江角マキコに親近感を抱くなんて、絶対ないと思っていたのに。一生の不覚(そこまでいうか)。

 
 「なんで江角なんかが可愛く見えるんだろう」と腑に落ちない人は、一度チェックしてみてほしい。

 そのお宅の熱帯魚を見て「それ須賀さん(藤木直人)が買ってくれたんだよね〜」とつぶやいたりしてないか。リビングのソファを見て「ここで須賀さんが恭子さんを押し倒してぐふふ」などとニヤついている自分がいたりしないか(そりゃアンタだって)。

 あなたは恭子さんの部屋での出来事を共有していくうちに、知らず知らずハマらされているのよ〜。

 ツッコもうと思えばいくらでもツッコめる「ラブレボリューション」。でも主人公の部屋と、部屋で過ごす彼女の様子は丁寧に撮っている。それって、女性視聴者を恋愛ドラマの女主人公に共感させる基本テクニックよね(だって女って部屋とか家が好きだもんね)。




 ところが、そういうことをまるっきり無視したドラマがひとつ。

 なんと「ラブストーリー」では、主人公の美咲(ミポリン)の部屋は、第3話の途中まで一度も登場しなかったのだ。

 でもってこのドラマは、主人公がどんな人なのかを全部セリフで説明しようとするんである「私って重いのよね〜」「軽やかじゃないのよね〜」。そんなに「重い」ってことをわからせたいなら、部屋に漬け物石が100個くらい並んでる画でも見せたらどうなんだ(まーたそういうこと言うから)。

 美咲はこんなことも言ってたっけ「朝、洗面台に流れる水にも彼を思って泣きたくなりました」。これを聞いた時、思ったわ「それってどこの洗面台よ。あ、アナタの家のか。でもアナタの家ってどこにあるのよ。知らないわ。あ、そりゃそうよね。アナタと私はお友達じゃないもんね」。

 それまで一度も彼女の部屋を映してないから、こういうことになるのよ〜。

 ちらっとでも部屋を見せてくれてたら、「あ〜、あの本ばっかりたくさんある何の変哲もないワンルームマンションのどこかにある洗面所ね」って画が浮かぶのに。そしたら、「あの寒そうな部屋じゃ泣けてくるわな〜」と、ちっとは同情する気が起こった可能性も否定できなくはないかもしれないのに(どっちなんだ?)。

 
 仕事にがんばっていてめったに帰れないならともかく。仕事ぶりはあきれるほどハンパ、そして部屋や暮らしぶりさえもわからない。そんな女のどこに共感しろというのでしょうかね。第4話になってようやく美咲が部屋でコーヒー豆をひく姿が出てきたけど、今さら手遅れ。はっきりいってミスとしか思えないが、わざわざ部屋を伏せておいた理由があるなら聞かせてもらいたいものです。

 まさか、イラストだらけの香取慎吾の部屋に手がかかりすぎて、主人公の部屋のセットが間に合わなかった、なんていうんじゃないでしょうね(笑)。



・おまけ

「部屋っていえば、優香ってどこに住んでるんだろうね」
「慎吾のとこかな」
「それにしちゃ、いつもどこからともなく湧いてくるよね」
「あれだろ。妖精みたいに描きたいんだろ」
「でもさあ、クラブで慎吾ちゃんにキスされたくらいで家に押しかけるってどうよ?」
「まあ、慎吾がクラブでお皿回してるのが表の姿で、実はヤクの売人だったりしたらな」
「今頃シャブ漬けにされて売り飛ばされてるよね」
「そういや、あいつも家がないんじゃねーか?」
「誰?」
TVジャパンの須賀
「はあ?須賀さんは一応エリートなんだけど?」
「でも、家に人を入れたくないって言ってたじゃん」
「そうだけど」
「ぜったい家がねえんだよ」
「なんでそう思うのよ」
「だってあいつ、女のとこを渡り歩いてりゃ家がいらないじゃん」

 …はたして当たっているのか「須賀家なき子説」byなーだんさん。
 それにしても、今クールは、須賀さんといい、優香といい、「新・星の金貨」の星野真理といい、家がない人が多すぎるようだ。




2001.5.10 最終回予想〜ラブストーリー、昔の男

 なんと、第4話終了時点で最終回を予想しちゃおう、という大胆な試みである。

 よって、当たる確率は非常に低いと思われるが、過去「やまとなでしこ」におけるラス前予想をどんぴしゃ当てたなーはる予想なので、何が起こるかわかりません。ネタバレになりたくない方はここで引き返してください。

 
◆「ラブストーリー」最終回予想

 ご存じのように、私はこのドラマに気合いが入っていない。よって、アレコレ予想する気が起きないので、ある法則をひとつだけ適用してみたい。それは北川悦吏子の法則である。

 北川悦吏子の法則とはなにか。それは「女との出会いによって男の人生が変わる」という、別名、あげまんの法則である。

 山口智子と出会ってピアノコンクールに優勝したキムタク(ロングバケーション)。常盤貴子と出会って絵のコンクールに入賞したトヨエツ(愛していると言ってくれ)。常盤貴子と出会って売れっ子美容師になったキムタク(ビューティフルライフ)・・。

 
 どの男も、女と出会う前は仕事がうまくいかずくすぶっていた(なお、男は例外なく芸術系の仕事をしている)。そんな男の前に現れた女は、男の才能や作品を「いい」と無邪気にほめる。が、女には美貌はあるが才能はなく、どっちかっていうと何の役にもたたない。そのわりにタメ口でずけずけモノを言い、仕事の邪魔をしたりする。けど、男にとってはそのタメ口が正直に映るとみえて、「彼女が俺のこと才能があると言うからにはホントに違いない」などと自信を取り戻し、サクセスにつながっていくという具合である。

 あ、もうひとつ肝心なことがあった。女は何の役にもたたないわりに、他の男にモテたりして、ついでにその男と寝ちゃったりするんである。しかしそのことが、男を奮い立たせる活力になったりして、仕事にがんばっちゃったりして、おかげで成功したりして・・北川作品を見ていると、つくづく「男なんてチョロい」という気がしてならない。

 
 というわけで、「ラブストーリー」の今後は、北川の法則に照らせば誰でもわかることなので省略〜(おいコラッ!)。かわりに、最終回のラストにありがちな「その後の二人」のところだけ予想してみます。

 
 結婚式当日。控え室。白無垢のミポリンと羽織袴のトヨエツの会話。

「先生、原稿まだですか?」
「いま俺に話しかけるなっ」
「でも、お式まであと15分しかありません」
「うるさいっ。いいかっ、作家っていうのはな、締め切りの1分1秒前まで間に合わせようと思って書いているんだっ」
「しゃべってるヒマがあったらさっさと書いてください」

 そこへ編集の加藤晴彦が入ってきた。

「先生、まだですか?」
「うるさいっ。作家っていうのはな・・」

 加藤とミポリンの会話。

「芥木賞をとったのに、まだスランプなの?」
「どうなんだか」
「どこの部分が書けないわけ?」
「主人公の最後のセリフがどうしても出ないんですって」
「ああ、あの主人公が死ぬ前につぶやくセリフ?」
「そう。なんかいいアイデアない?」
「そうだなあ。『今までありがとう』とか」
「やだ。そんな平凡なセリフ」
「じゃあ、もっといいアイデアあるわけ?」
「そうねえ。『君に出会ってから僕の人生は星くずをまいたようになった』とか」
「それって何かのパクリじゃないすか?」
「あらそうだっけ。それじゃこういうのはどう?・・」

 などとカンカンガクガク議論を戦わせる二人。と、その時トヨエツが立ち上がった。

できた

 
 ・・そう。最近になってわかったのだが、どうやら実はトヨエツは回りがうるさくしててくれると書ける、という変わった作家だったようなのだ。2年間もスランプだったのは、何のことはない、一人でシーンと暮らしていたせいだったのだ。物事の本質は意外と単純なものだという教えである(ふざけるなっ)。



◆「昔の男」最終回予想

 さて、このドラマにも内館牧子の法則を適用したいところであるが、実は私は内館ドラマはあまり真面目に見ていない。よって、法則が適用できないので、勝手流で予想してみたい。

 
 大沢たかおをめぐってバトルを繰り広げた妻の富田靖子と昔の女の藤原紀香。すったもんだしたあげく、最後に勝ったのはなんと紀香であった。靖子と別れて紀香と再婚した大沢たかお。靖子のメルヘンハウスから解放された大沢は晴れ晴れとした気分でいっぱいだった。

 ところが、そんな彼を待っていたのは、紀香のお料理攻撃であった。真っ黒こげのタケノコの土佐煮を初めとする数々の激まずい料理。これから長く果てしなく続く結婚という名の時間を思い、ため息をつく大沢。

 しばらくすると大沢は、深夜になるとこっそりチャリンコで家を抜け出すようになった(バイクは紀香に取り上げられてしまったのだ)。彼の行く先はメルヘンハウス。そこでは彼のために毎晩おいしい料理が並べられていた。チャリンコの音を聞くと間髪を入れず家のドアをあける靖子の勝ち誇った笑顔。

 大沢のナレーション「昔の女房と昔のダンナは会ってしまったらおしまいです」。浜崎あゆみの主題歌が流れる・・。

(おわり)


 ふ〜、こんな予想が当たったら怖いっての。
 次回こそマジメに「ラブレボリューション」の最終回予想をしてみたいと思いまぁす。




2001.5.12 ラブレボリューション最終回予想Part1

 「ラブレボリューション」は第5話を終了したところ。今クールのお気に入りドラマなので、マジメにこの先の予想をしてみたい。

 念のため、私はTVガイドや公式サイトに載っていると思われるあらすじなどは見てません。だって、そんなの見ちゃったら予想する楽しみがなくなっちゃうじゃありませんか〜。つうわけで、純粋に本編と次回の予告のみから予想するので、そこんとこよろしく。


◆「ラブレボリューション」最終回予想

 さて、ラブレボリューション。この先のキーパーソンは矢吹君(押尾学)でまちがいないだろう。

  しかし今のところは、須賀さん(藤木直人)の独壇場。矢吹君はやたら影が薄い。「そのうち恭子さん(江角マキコ)と須賀さんとの三角関係になるにちがいない」と言われながら、ちっとも来る気配がない。いつも遠くから恭子さんを思っているだけ。

 けど、それもそのはず。矢吹君は売れない小劇場の俳優で貧乏なのだ。高学歴・高収入・高身長のいわゆる3高な恭子さんに釣り合う部分は高身長のみ。これじゃTVジャパンの記者(当然3高)の須賀さんにかなわない。恭子さんの風邪のお見舞いに行くのがせいいっぱい。

 
 そんな風にぐずぐずしてる間に、恭子さんは須賀さんと結婚の約束をしてしまった。まずい。このままじゃドラマが続かないぞ(笑)。矢吹君がてっとり早く前面に出て来られる方法はないのか?

 そこで考えられる解決方法は、「矢吹君は本当はいいトコのおぼっちゃまだった」。コレしかないであろう。実は、こう考える根拠となるネタが第4話の那須旅行の回にあったのだ。

 
  片桐議員の白亜の別荘に着いた時、矢吹君は非常に驚いていた。

「ここに・・泊まるんですか?」

 これを聞いたシェフは「なにビビってんだよ」と笑っていたが、矢吹君はビビってたんじゃないと思う。ありゃー絶対あの別荘に来たことがあるね。それが確信に変わったのは、須賀さんが部屋に飾ってあった写真を手にとった時だ。

「これ片桐先生の亡くなった奥さん?」

 その写真はすぐに議員秘書にとりあげられてしまったが。コレめちゃくちゃあやしくないですか?だって、片桐議員の亡くなった奥さんが、このドラマに何の関係があるというのだろう。そもそも片桐議員ってば、いつも須賀さんにスクープされてるのに「うーん彼はキレモノだ」などと感心するばかり。ただの引き立て役なのだ。

 
 そんな人物の亡くなった奥さんの話をわざわざ出すからには、その奥さんの関係者が今後クローズアップされるに決まってるではないか。その人物はあの写真の中にうつっていたに違いない。それが(幼い頃の)矢吹君なのではないか。などと考えているうちに、次回の予告に矢吹君と片桐議員の娘(戸田麻衣子)が一緒にいる場面が出てきた。やっぱり。

 とすると、例えば、片桐議員の亡くなった奥さんは、矢吹君とは伯母と甥あたりの関係なんじゃないか。でなきゃ、片桐議員と矢吹君の親が親しい知り合いなんじゃないか。だから矢吹君と片桐議員の娘は親戚または幼なじみなので一緒にいたんじゃないか。という推理はどうでしょう。でもって、片桐議員の亡くなった奥さんの実家が財界(政界?)の大物とかだったら、矢吹君は御曹司。3高のうち、高収入をイッキにクリアできまっせ〜。

 え?じゃあなんでそんなやんごとない矢吹君が売れない劇団の俳優をしてるのかって?こんなのはどうかしら。矢吹君はじつは20歳でケンブリッジを飛び級で卒業し、22歳で父親の跡を継ぐことになってるので、期間限定で自由な時間を味わわせてもらってる。だから英語もペラペラなの。そしたら高学歴も申し分なくクリアよ〜。

 え?なにもそこまでゴージャスな人物でなくてもいいんじゃないかって?ちっちっ、脚本は「二千年の恋」を書いた人なのよ。せっかくドラマチックな脚本を経験した人ならではってことで。それにそのほうが、矢吹君と須賀さんの関係ががぜん面白くなってくるんだもん・・。

(長いので次回につづく)



2001.5.13 ラブレボリューション最終回予想Part2

 恭子さんをめぐるライバルの須賀さんと矢吹君。
 那須旅行の時、二人はこんな会話をしたっけ。

「君は大人っぽいから真理子さん(米倉涼子)みたいな女性が釣り合うのかな」
「須賀さんはなぜ恭子さんなんですか?僕には釣り合ってないように見えるけど」

 この時、二人の間に一瞬火花が散っていたが、須賀さんは「ふっ」と笑って鼻であしらっていた。矢吹君がいくら恭子さんのことが好きでも「ここまでは来れないだろう」「釣り合わないのは君だよ」って、タカをくくっていたに違いない。

 でも、もし矢吹君がどこかの御曹司だとしたら。ライバルは後方集団にいると思って余裕で鼻歌を歌っていた須賀さんは、気がつくと何馬身もリードされて、フルヘッヘンドな鼻をへし折られるというワケ。こりゃ楽しい。

 
 もしそうだとしたら、矢吹君には、幼い頃から学んだ帝王学「ライバルは完膚無きまでにたたきつぶす」とかを駆使して、須賀さんの勤めるTVジャパンに圧力をかけ、彼を左遷させるとか閑職に追いやるとか、してほしい(笑)。

 だって、この前須賀さんが「仕事でミスっちゃった…まいったよ」ってつぶやいた時、ビューネ君をなぐさめて抱きしめてあげたくなった女性はたくさんいたと思うけど。ミスってまいったどころじゃなくボロボロになったら、どんなにそそることでしょう(お、お前はサドか?)。というのは半分冗談としても、須賀さんは人生なめてるところがあると思うので、一度痛い目をみることが絶対必要だ。 

 
 それに、恭子さんだって、今の自信満々な須賀さんと結婚したって幸せになれないのは火を見るより明らか。次回の予告でも、「式も披露宴もする気はない」などと須賀さんに言われてがっくりうなだれてたし。

 やはり、女は男より優位にたって結婚しなきゃ。具体的に言うと、「引く手あまただったのにアナタのとこに嫁に来てあげた」「もっと条件のいい縁談があったのに断って来てあげた」ということだ(なお、私がこの件に関して今でも夫に恩に着せているのはいうまでもない)。学歴も収入も身長も須賀さんより上の超3高男にプロポーズされるという実績がポイントでしょう。

 
 というわけで、最後はその矢吹君を鼻の差でかわして、須賀さんが恭子さんとゴールインしていただきたい。これまた具体的に言うと、ラス前の法則(=最終回の前にとんでもない事件が起こる)により、須賀さんには事故にあってもらうのだ。それは「やまとなでしこ」で、欧介さんの頭にペラペラの発泡スチロール製の木箱が落ちてきたなんていう生やさしいもんじゃなく、ぜひ瀕死の重傷で東山病院に運ばれていただきたい(やっぱりサドだ)。

 で、名外科医の恭子先生が手術をして、須賀さんは無事生還。しかも、そのせいで恭子先生が矢吹君との結婚式をキャンセルした、みたいなことになれば、須賀さんは一生頭が上がらないだろう。また、人間いっぺん死んだと思えば、いやがっていた式や披露宴だって、ゴンドラだろうが花火だろうが何でもやる気になろうってもんだ(笑)。

 んで、最終回は、須賀さんがTVジャパンのイタリア支局に栄転。第1話の老婆の予言通り、ローマで盛大に式をあげて、めでたしめでたし。矢吹君には毎年恭子さんの誕生日にお花を贈ってもらい、須賀さんが浮気しないよう釘をさしていただければ言うことはありません。

(おわり)

  ふ〜、妄想癖ここに極まれり。お疲れさま・・(笑)。




2001.5.15 ラブレボリューション

 ん〜っ?なんか違うぞーっ。

 私の予想「矢吹君(押尾学)は片桐議員の甥」ってのが「議員の息子」だったのはまあいいとして。もっとこうなんちゅーか矢吹君には恭子さん(江角マキコ)にガーッと向かっていってくれないと面白くないのに。恭子さんが須賀さん(藤木直人)と結婚を決めたとたん、あきらめちゃったのか、真理子さん(米倉涼子)に電話しちゃったり。熱烈なチューまでしちゃったり。それでわかったぞ。矢吹君の欠点は「優柔不断」ってことだったのね。

 そして須賀さん。結婚式や披露宴や新居のことについて、ことごとく恭子さんと意見が違うのはいいとして。勝手にアメリカ行きを決めて「式も披露宴もやっていいよ、アメリカで。え?仕事?やめてもらうしかないよね」だなんて。誰かこの男に天誅を加えるヤツはいないのかーっ!それが矢吹君だと思ってたのに、とほほ。

 恭子さんも仕事が大事なのはいいとして。子供の頃からの夢はどっちかっていうと「お嫁さんになりたい」じゃなかったのか?そんなに仕事を続けたいのなら、最終回はローマへ転勤という私の予想はどうしてくれるんだ(笑)。いったん仕事はやめて、日本に戻ってきてからまた東山病院にやとってもらえばいいじゃないか。

 それと、次回の予告だが、なんで恭子さんと須賀さんが式を挙げてるんだーっ。だってローマで馬車にのって式を挙げるという老婆の予言はどうなのよ。もしかして夢オチか?ならいいけど。あと、シェフは真理子さんの恋の味方なんてしてないで、一時的でもいいから真理子さんを持っていってくれないと。ぜんぜん関係ないけど、議員秘書もお嬢さんは超ムリ目だから、よしえちゃんのうなぎ屋に婿養子に行ったらどうかしら?(笑)

 あ、それから須賀さんのアメリカ転勤は立ち消えるわよね?だって藤木直人がアメリカ行っちゃったら、視聴率は半分以下になっちゃうもんねー。

 というようなわけで、まだまだ私の行ってほしい方向へ向かってくれてない「ラブレボリューション」。お願いだから最後までがっかりさせないで〜。って、今日はレビューじゃなくてただの感想になっちまいました。あ〜あ。こういうのをはまってるっていうんでしょうかね。

 では、次回は気を取り直して「昔の男」について。




2001.5.18 ラブレボリューション最終回予想ver.2.0

 今回は「昔の男」をとりあげる予定でしたが、予定を変更して「ラブレボリューション」の最終回予想ver.2.0をお届けします。


 さて、問題の「ラブレボリューション」。次回予告をマジメに見ていなかったのを思い出してじっくり見てみたところ、ひらめいてしまいました〜(笑)。

 
 まず、結婚披露宴のシーンと思ったのは、恭子(江角マキコ)さんのドレスの色からいって、どうやら婚約披露パーティのようですね。ところが、恭子さんと腕を組んで歩く須賀さん(藤木直人)の顔に笑顔がない!恭子さんの満面の笑顔とえらい対照的だ。須賀さん、なにか気にいらないことでもあったのか?

 そして、矢吹君(押尾学)の「キスさせてください」というセリフ。さんざんキスした真理子さん(米倉涼子)にそんなこと言うわけないから、相手は恭子さんでまちがいないですよね?

 てことは、この2つのポイントをつなぎあわせて考えると、「恭子さんと矢吹君がキスしてるのを見ちゃった須賀さんが×××」という具合になりそうだ。

 
 で、その「×××」の部分がどうなるかが問題なのだが。その前に、まず、須賀さんという男はそんな目(=自分の恋人が他の男とキスする)にあったことがないんじゃないか、ということが考えられる。3高で女性の扱いが上手い超モテモテ男。今までにふられたとか、恋人がよそ見した、なんてことは一度もなかったに違いない。

 そして、そんな目にあったことがない男が、そんな目にあったらどういう行動をとるか。

 ひとつ例があるのだが、俳優のジャック・ニコルソンが今そんな目にあっているらしい(笑)。先日「明石屋マンション物語」で関根勤が話していたのだが、今まで一度もふられたことのないジャック・ニコルソンは、若い恋人に「他の人ともつきあいたいから」という理由でふられたばかりだという。60歳にして初めてふられたニコルソンの落ち込みぶりは目も当てられないほどで、大好きなフットボールの試合にも姿を見せず家にひきこもったままだという。挫折を一度も味わったことのない人間はかくも打たれ弱いという例である。

 
 とすると、須賀さんも落ち込んで、暗い顔をしていたのか?いや、そうじゃないだろう。なぜなら、ジャック・ニコルソンは60歳だが、須賀英一郎は30歳。半分の年齢なのだ。まだ若いのだ。エネルギーがあるのだ。彼はきっと「怒っている」に違いない(笑)。

 しかも須賀さんには3高男のプライドがある。あんな年下の、大学も出てなさそうな(しかし自分より背は高い)矢吹なんかに婚約者をとられた日にゃー、プライドはずたずた。怒り心頭。そうか、もしかしてチューだけじゃなく最後までいっちゃったみたいなガセネタでもつかまされたのかもしれない。そしたら怒り心頭どころかもう爆発ーーっ!

 ってことで、須賀さんがとる行動はただひとつ。婚約解消しかないだろう。

 それも、月9らしくド派手に、婚約披露パーティの席上で。

 なぜって、ローマの占い師の老婆が恭子さんに言ってたじゃないすか。「あなたはすべてをぶちまける男とローマで馬車に乗って結婚する」って。あれから「すべてをぶちまける」ってどういうことなのかずっと考えてたんだけど、婚約披露パーティで婚約解消=すべてをぶちまける、にふさわしくないですか?

 
 しかも、奇しくも(というか、たぶん狙ったんだろうけど)矢吹君の劇団の次の舞台は「金色夜叉」。ダイヤモンドに目がくらんで婚約者を捨てたお宮を貫一が熱海の海岸で足蹴にするシーンを、矢吹君とよしえちゃん(酒井美紀)が練習していたではないか。

 ここはひとつ、貫一の有名なセリフ、

来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、 月が、月が曇ったならば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のように泣いて居ると思ってくれ」

・・を現代風にアレンジしたセリフを、ぜひ須賀さんにぶちまけてもらいましょう(どんなセリフだっての!)。

 
 つうわけで、もし婚約解消が当たっていれば、最終回に恭子さんと結婚するのは須賀さんで間違いなしってことで。おーほほほ。パーフェクト・ビューティ〜(アホか)。




2001.5.23 昔の男

 ドラマにうとい我が家のなーだんさんがハマっている「昔の男」。

 いったいどこがいいのかというと、不倫モノならではのサスペンスがたまらないという。「いつ妻にばれるのか」「ばれたことをいつ夫が知るのか」「どんな修羅場が待っているのか」…ドキドキの連続で目が離せないらしい。

 しかし、ドキドキの一方で、このドラマには安心感があるとなーだんさんは言う。それは、このドラマがかもし出している「古くささ」のおかげらしい。内館脚本に限らず、不倫や略奪もののドロドロドラマに共通する古くささ。人間てーのは、自分より新しい感覚のものを見ると不安になり、古いものを見ると安心できるようなのだ。

 
 それじゃ、いったい何が「古くさい」のだろうか。富田靖子のパッチワークだらけの家なのか、ギラッと光る包丁なのか、ロシア民謡の流れる店なのか、法隆寺の携帯ストラップなのか、はたまた靖子が紀香の写真を足で踏みつけたりするシーンなのか…

 
 どれも正解だろうけど、実は古くささをかもし出す一番の原因は「言葉」ではないか。なんてったって「昔の男」というタイトルが古くさい。しかもこの言葉は、やたらセリフの中に出てくるのだ。「昔の男とつきあってるのね」「昔の男はやめておけ」「昔の男と昔の女は会ってしまったらおしまいです」…全員が申し合わせたように「昔の男」を連発するのはなぜなんだ。

 そもそも、今どき「昔の男」なんて言うだろうか。これってひらたく言えば、

「元彼」

 ってことじゃないか。なーんだ。

 そして、あーらびっくり。「昔の男」を「元彼」と言い換えたとたん、たちまちファンキーな雰囲気がただよい、「古くささ」や「重苦しさ」は霧のように晴れるではありませんか。言葉って不思議。

 

 そういえば、後輩の男子に聞いた話だが。「可愛いと評判の後輩女子がサークル内の誰かとつきあいだした」という噂を耳にしたので、別な後輩女子に「誰とつきあってるか知ってる?」とたずねたところ、こんな答えが返ってきたという。

あたしの元カレ〜♪

 よりによって、元カノに聞いてしまったのだ。その男子は「しまったああ!と後悔しましたよ〜」と私に語ってくれたのだが。でも考えてみれば、これでよかったのだ。だってもしも、

「誰とつきあってるのかな?」
私の昔の男です

 なんてことになってみなさい。その男子は、たちまち吹雪の氷河に生き埋めにされたような気分になったに違いない。「元カレ」と言ってくれたおかげで、ひきつりながらも「そ、そーなんだ。ははは」「そーなんですよ。あはは」で済んだのだ。


 そう考えると、ドラマだって言葉の選び方次第でどうにでもなる気がする。

 紀香の「昔の男と昔の女は会ってしまったらおしまいです」というセリフだって、「ふ〜ん大変なんだな〜」などと感心してる場合じゃない。「元カレと元カノは会ってしまったら」に言い換えてみると…

 あらっそういや、この前「ラブレボリューション」で、須賀さん(藤木直人)は元カノの水野真紀と会っていたではないか。「結婚おめでとう。カンパーイ!」などとやけに明るくて、別に「おしまい」になんかならなかったではないか。

 この場面、水野は「元カレが出世頭でうれしい」なんて言っていたっけ。そうか、そのおかげだな。もしもうっかり「昔の男が出世頭でうれしい。うふ」などと言おうものなら、たちまちねっとりエッチな雰囲気に包まれてホテルへしけこんでしまったのかもしれない。水野が若ぶって「元カレ」と言ってくれたことに感謝しよう。


 しかし、いくらドラマが言葉次第でどうにでもなるからって、「越えてはいけない川を越えてしまいました」という紀香のセリフを「やばいと思ったけどやっちった」などと言い換えるのはやめようね、なーだんさん。ドラマが台無しになるからさ。




2001.5.27 ラブレボリューション〜プライドの高い男Part1

 またもや「ラブレボリューション」。しつこく須賀英一郎(藤木直人)についてである。

 
 このドラマの主役の恭子さん(江角マキコ)のお相手であるところの須賀英一郎。4月26日および5月5日の日記で、その人となりを分析したところ、愛想がよく、マメで、女の扱いが上手く、仕事ができて、チョ〜顔がよいといった美点がたくさんある人物だった。欠点といっても、ややなれなれしく、女にもてすぎることくらい、との分析結果であった。

 しかしそれ以後、残念なことに彼の良さは徐々に影をひそめてしまっている。そして、かわりに深刻な欠点がボロボロ出てきちゃってる。

 
 一番最初に「あら?」と思ったのは、恭子さんと口ケンカした時だ。やけにズケズケ言い過ぎる。「熱帯魚のプレゼント」と「お魚みたいなチュー」でフォローしたから勘弁してやったが、ちょっと子供っぽいんじゃないかと思った。

 次に「あれっ?」と感じたのは、「須賀さんの部屋を見てみたい」と言う恭子さんに「部屋にヒトを入れたくないんだ」と断った時だ。この時は、まだ2回しかデートしてないのに「部屋を見たい」などと言う恭子も恭子だと思ったので、深くは追求しなかったが。それにしてもこの断り方。「こいつ人の気持ちがわからないヤツなんじゃないか?」という疑問が頭をよぎった。

 
 その予感は当たり、その後も須賀さんは次々と性格の悪さを露呈してくれた。恭子さんにお見舞いの電話を入れた時も、横に元カノがいて、その様子がまる聞こえだったり(=思いやりがない)。結婚式や披露宴を拒否したり(=ガンコ)。ワシントンへの転勤を独断で決めて、恭子さんの仕事のことなんてまるっきり考えてなかったり(=マイペース&鈍感)。

 おかげで、回を追うごとに「須賀ーっ!オメーさんはいい死に方しないぞ!」などと毒づく回数が増えっぱなし。たーさんも「須賀は魚の腐ったような目をしてる」と言い放っているほどである(それはどっちかっていうと藤木直人のことかもしれないが)。

 なのに、須賀さんはさらに極めつけの悪事をやらかした。「婚約披露パーティでの婚約破棄」である。

 ご存じの通り、このことは5月18日の日記で予想した通りであった。しかしまさか本当にやっちまうとは。いくら恭子さんが、ワシントン転勤とドクターの仕事のどっちをとるか迷ったからって。自分と仕事をはかりにかけられてプライドが傷つけられたからって。あんなに腹を立てるなんて。須賀ちゃんは鬼なのかああ!と思った人は多かったと思う。


 というわけで、ここからが本題(前置き長すぎ)。

 須賀ってのは本当はいったいどういう人物なのか?なぜ鬼のような仕打ちをしたのか?それを深く掘り下げようというのが今回のテーマである。

 ところで、 5月18日の日記には、「全てをぶちまける男と結婚するという占い師のお告げ」から「婚約パーティで婚約破棄」を予想したと書いたけど。白状すると、予想の根拠はコレだけではなかった。

 実はドラマの予想、特に恋愛ドラマの予想ってのは、ストーリーの流れや伏線から予想するだけじゃ足りない。なんつーても、登場人物の「性格」から予想するんである。もっと正確にいうと、自分が今までに出会った人物の中から、ドラマの登場人物に性格が似てるヒトを選んで、そのヒトの行動に照らし合わせて、「この人ならこんな行動をとるはず」と予想するのですよ(私はね)。

 もうおわかりっすね?

 そう。私は須賀英一郎によく似た人物を知っているのであーる(もちろん顔じゃなく性格がですよん)。だから須賀のやりそうなことがわかっちゃったの。前から「こいつはそのうち絶対やらかすぞ」とにらんでいたんすよ〜(笑)。

 そして、私の知っている須賀に似た人物は、一言でいうと、プライドが高く、自己中で、ガンコで、マイペースで、子供っぽく、鈍感で、人の気持ちがわからない人なのだ(ぜんぜん一言じゃないっての)。

 ああ、私の愛する須賀さんがあいつと同じだなんて!認めたくなかったがしょうがない。

 こうなったら、その須賀似の人物の行動から「須賀さんがなぜ婚約披露パーティで婚約破棄という暴挙に出たのか?」および「須賀さんは今後どうしたらいいのか?」を探るしかない。私にとっては思い出すのもイヤなできごとだが、これもドラマフリークの使命と思って甘んじよう。

(Part2につづく)

 

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2001.5.27 ラブレボリューション〜プライドの高い男Part2

 須賀英一郎(藤木直人)に似た人物。仮に彼をA君と名づけよう。

 あれは忘れもしないウン年前のこと(←忘れてるじゃないか)。

 大学時代のサークルの同期の男子(仮にB君としよう)から、同期のホームページを作ろうという話が持ち上がった。その時、B君が是非彼も入れたいということでホームページのメンバーになったのがA君だったのである。


 ホームページのおかげでサークルの後輩たちとも親しくなり、我が家では後輩たちを招いて飲む機会が増えた。そんなある日の飲み会。遅れてやって来たA君は明らかに不機嫌だった。料理を彼の前に並べてあげても、じっと見つめているだけで食べようとしない。なんでかな?と思ったら、A君はムスッとしながら言った「どうでもいいけど箸がないんだけど」。

(ああっ!須賀ちゃんは人生の一大事で不機嫌になっているというのに、この男は「箸」で不機嫌。低レベルすぎるーっ!)

 
 あわてて箸をとってあげたものの、(そんな言い方しなくても)とちょっとムッときた私。しかしA君は追い打ちをかけるように「皿がたりないから持ってこい」だのなんだの言い出した。けど、私を始め同期のメンバーは朝から買い出しや料理をしてようやく座ったばかり。そこで「悪いけど持ってきてくれない?」と頼んだところ、彼は言った「この家の人間は腰が重いな」。

(ああっ!なんたる超低レベルないさかい。これがちゃんとした教育を受けた大人のやることでしょうか。お恥ずかしい〜)

 「腰が重い」…その言葉は私を刺激した。なぜなら、それまでA君は何度かうちにご飯を食べに来ていて、私はけっこう一生懸命料理してもてなしていたのだ。なのにその言い草?「アナタそりゃないでしょう」と言ったところ、翌日彼は後輩たちへの一斉メールで、私に怒られただとか、言い訳のようなものをぶちまけて、なごやかな会を台無しにしてくれた。

(あああっ!ついに出ました「ぶちまける」。しかし須賀ちゃんは婚約パーティで婚約破棄したのに、この男は一斉メールで自己弁護。スケールが小さすぎるーーっ!)

 
 こうしてめでたく我が家に出禁(=出入り禁止)になったA君。

 その後、A君をメンバーに入れようと言ったB君に「いったい彼はどういう人なの?」と問いただしたところ、B君はやけにうれしそうに「なーはるもついに彼の地雷を踏みましたか」などと言うではないか。おいっ地雷があるなら先に言えよ!ていうかそんなヤツ連れてくるなっ!

 B君によると「A君はすごくプライドの高い人物」だそうで。彼にはとっては、人に命令されたり人前でしかられることが、プライドを傷つけられることだったらしい。また、彼にとって「台所仕事は死ぬほど苦痛」なのだという。信じられないことだが、お皿をとってくるのでさえ死にたくなるほどのことだったらしい(まじかよ)。私はモロにその地雷を踏んじゃったわけだ(冗談じゃないよね)。


 そんなわけで、それ以来「高プライド症候群」な人々について深く考えてきた私。

 今では、プライドが高い人はかわいそうな人だってこともよくわかるようになった。プライドが高い人はいったんプライドを傷つけられると、「自分は傷つけられた。自分は、自分は・・」と、気持ちのベクトルが全部内側に向くんである。ベクトルの先っちょが、心をぐさぐさ突き刺すので、つらくてつらくてたまらない。で、イッキに爆発して、自分を傷つけた(と思いこんでいる)人に逆襲せずにはいられないのだ。

 婚約破棄したあと、外に飛び出して振りむいた須賀さんの憎しみにみちた目。憔悴しきった顔。自分も傷つき人も傷つけずにはいられない人。本当にかわいそう。「プライドが高いと生きにくいよね」と抱きしめてなぐさめてあげたかった(え?A君は抱きしめてあげないのかって?冗談じゃありませんよっ!抱きしめたいのはビューネ君だけ!)。


 では、次回はそんな須賀さんの救済計画について。

(Part3=解決編につづく)




2001.5.28 ラブレボリューション最終回予想Ver.3.1

 おいおい、須賀ちゃん(藤木直人)の「婚約披露パーティでの婚約破棄」は演技だったですって?恭子さん(江角マキコ)に博士号のほうを選んでもらうための。ってそりゃーないだろう。私が前回ぶちあげた「プライドの高い男」説はどーしてくれるんだっ(笑)。

 だいたい、「演技でした〜」じゃ、はっきりいってただの「いいヒト」でしょう。みなさん、だまされてはいけません。その男が過去にやった「恭子さんを部屋に入れない」とか「相談もせずに転勤を決める」とかの問題点は解決されてないんですよっ。

 いや、それよりも婚約破棄したあと、自分はさっさとずらかっちゃって。尻拭いは全部恭子さんに押しつけたわけでしょう?自己中すっぽかしキャラじゃないすか。男だったら出ていったりせずに、出席者全員にあやまるのが筋でしょう。それを恭子さんが皆様に頭を下げ、会費だって全部かぶったにちがいない。というあたりがカットされているから、だまされちゃうんですよ。「須賀さんがいいヒトでよかった〜」なんてほっとしてる場合じゃありません。

 
 だったら、いっそ悪い男のまんまのほうがよっぽどよかった。恭子さんだって、あんな優しい言葉を残して行かれたらつらいだけ。

 だって、悪い男のほうが、何かをきっかけに180度変身することができるってもんじゃないすか。そのために「須賀ちゃん更正計画」を考えてたのにぃ。それも、前回登場のA君に再びご登場願い、彼が我が家に出禁になったあと、彼の身の上に実際におこった事件から、「どうしたらプライドの高い男が目が覚めるのか」をご披露しようと思っていたのに。

 残念ながらそれはできなくなってしまいました。

 え?もったいぶらないで、その事件の話だけしろって?そりゃーダメです。須賀さんのキャラが変わってしまった以上、マヌケになっちまいますので。

 その話は、高プライド自己中キャラが別なドラマに登場した時にとっておきますわ。でも、そのドラマでも途中でキャラがハンパにいい人になっちゃったら、また先に繰り越されることでしょう。こうして永遠にオチがわからなくて気になってしょうがない、という状態が生まれるわけですな。「赤い洗面器の男」の話と同じです(笑)。



 というようなわけで、今回は話題を変えて「最終回予想」をお送りします。もう読み飽きたと思うかもしれないけど。タイトルをよく見て下さい。バージョンアップしています(笑)。ストーリーの展開に合わせて予想を変えていくために、以前からわざわざバージョン表示をつけておいたのですよ。ほほ。

 
 さて、「ラブレボリューション」を見てきてわかったこと。どうやらこのドラマは「キャリアウーマンが恋愛において経験する悩み」をてんこ盛りにしたいようですね。

3高なため近寄りがたくて男ができない
恋に落ちたとたん仕事が手につかなくなる
彼氏と仕事とどちらをとるか迷う

 などなど。

 
 とすると、この先もこういった種類の悩みが登場するのでしょうね。次回の予告によると、ついに俳優として出世?したらしい矢吹君(押尾学)が恭子さんを口説いてたので、

うんと若い男に言い寄られてとまどう

 なんて、うらやましい悩みですよね。

 しかし、このドラマには、恋愛ドラマに不可欠な三角関係がまだ本格的には登場していない。ので、須賀さんは3年たたないうちにワシントンから戻ってきて、「遠くの須賀より近くの矢吹」に転んだ恭子さんを見てショックを受けたりするのでしょう。「バイバイ」って言ってワシントンに行ったんだから、恭子さんが誰とつきあおうと勝手なんだけど。須賀はもっと自分勝手な男ですからね(笑)。

 
 それともうひとつ。私としては、3高キャリアウーマンの悩みとして是非とも、

自分よりランクの低い男でもガマンできるか

 というのを押しておきたい。

 前から言っていることだけど、須賀さんは人生なめてるし、自己中だし、一度痛い目をみないといかん。ってことで、いっぺん仕事で左遷されてみてはどうでしょう。いっそのこと職を失うのもいいかもしれない。かっこいい報道記者じゃなくってなさけない須賀さんを恭子さんは愛せますか?

 須賀さん、アナタは「恭子さんに仕事を捨てさせたくなかった」なんてええかっこしてたけど。自分が仕事をあきらめる気はさらさらなかったわけで。そんなアナタが会社をクビになって、恭子さんの稼ぎで食べている姿を見てみたいわ。料理もできるんだし、りっぱに主夫もこなせるでしょう。庭付きの家に住んでセントバーナードを飼って、ドクター恭子の帰りを待つのも楽しいかもよ。

 え?それは「」で始まって「」で終わる2文字の職業じゃないかって?

 だってぇ、須賀ちゃんにぴったりと思いません?(笑)

 


   
 

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