2001.9.6 非婚家族〜ついてない女優
米倉涼子は女性に人気がないようである。
嫌われる理由はよくわからないが、やはり役柄のせいなのだろうか。
たしかに「ラブレボリューション」の時などは、真理子(米倉)のせいで、須賀ちゃん(藤木直人)と恭子さん(江角マキコ)が婚約破棄になったりしたということはあった。だけど、あれは真理子が悪いんであって、米倉のせいじゃない。どうも女性視聴者というのは、役と女優を混同する傾向があるようだ。みなさん、感情的になっちゃーいけませんわ。
それに、米倉涼子は、実は相手役にめぐまれない女優ではありませんか。
私が初めて米倉を見たのは、「天気予報の恋人」。相手役はナインティナインの顔のいいほうではあったけど、所詮お笑いだったし。「ストレートニュース」はよく見てなかったので知らないけど、その次の「ラブレボ」では、またもやお笑い芸人とくっつく運命に。
米倉、「ラブレボ」の話が来たときは、「藤木直人と押尾学かあ。アタシはどっちとくっつくのかしら。ま、どっちでもおいしいわよね」と思って引き受けたに違いないのに。押尾とチューしたのが唯一の役得で、そのあとは、あの日本一チューが上手いという噂の須賀ちゃん(藤木)にキス寸止めを食らったあげく、よりによって極楽とんぼのデブとゴールイン。なんだかとってもかわいそうじゃないすか。

この「非婚家族」では、真田広之と共演ってことで、ちっとは運が上昇したか?と思ったら。フタを開けてみたら、真田演ずる的場洋介はこんな男だった。
・・仕事を終えて夜遅く帰宅した洋介に、妻のひかる(米倉)が「今日近所の○○さんがね」と話しかける。が、洋介はテレビのプロ野球に夢中で聞いちゃいない。そこで、ひかるは裸にエプロン1枚というカッコで誘ってみる。すると、「したきゃしたいって言えよ」などと言って、おざなりの○ックスをしたあげく、いびきをかいて寝てしまう洋介・・。
このあと、ひかるは子供を置いて家を出ていくのだが、そりゃー出ていく気持ちもわかるわな。こんなサイテーのダンナじゃね。
なのに、よそのドラマサイトの掲示板をちらっとのぞいてみたら、「子供を置いて出ていくなんて母親失格!」
「だから米倉涼子は嫌いなのよ」みたいな言われよう。
あーあ、役と女優を混同しちゃー気の毒よ。
それに、アメリカじゃ20年も前に、「クレイマークレイマー」で母親が子供を置いて出て行ったじゃない。そしてそのおかげで、ダスティン・ホフマンは子供の面倒を見ながら家事をこなす人になり、妻の気持ちがわかる男になったんじゃないの。
「非婚家族」でも、米倉が出ていったあと、真田は会社でもリストラされ、子供を抱えて苦労した。でもおかげで、真田は家事をしながらホームヘルパーの資格をとったりする、一皮剥けたいい男になっちゃった。タンゴダンサーを目指す米倉が骨折した時なんか、ホームヘルパーの実習で習ったとかで、足をマッサージしてくれたり、髪の毛まで洗ってくれたり。ああ、ようやく米倉にも幸せが・・
と思ったら、米倉は真田と「離婚したい」という。
なぜ?
なんで、せっかくいい男になったのに別れるの?真田に家事と育児をしてもらえば、タンゴの練習だって思いきりできるのに。もったいないじゃん。あのアクションスターの真田広之がひざまずいて髪の毛を洗ってくれたのに、何が不満なんだい米倉〜?
しかし、米倉が真田とヨリを戻したがらない理由は、ひょんなことから明らかになった。
それは、先日のBBSへのタレコミである。
な、なんと、米倉は「ラブレボ」で極楽とんぼの山本とチューさせられていたという。いや、放送ではほっぺたにチューで難を逃れたかに見えてたんだけど。実は、放送はされなかったが、口でチューするシーンも撮ったのだという。 ガーン!
そりゃつらかろう・・。
オッシーとのチューが役得ならば、山本とのそれは大役損。
それで、「非婚家族」における米倉涼子の行動が全て理解できちゃった私。米倉は家を出ていくとき、真田に「なぜだ!?」と聞かれてこう答えていたっけ。
「他の男とセ○クスしたいから」
ずいぶんキレちゃってんなあ、と思ったら、そういうことだったか・・。
そういや、タンゴを踊ったあとも、こう言ってたっけ。
「100人の男とセッ○スした気分!」
かなりイッちゃってんなー、と思ったら、そういうことだったのか・・。
つまり、米倉はまさかの極楽とんぼとのチューによって、精神にプッツンをきたしちゃってたのね。
そして、先日の真田との別れのシーンでも。
「あたしたち、結婚してなかったら上手くいってたのかな・・」などとしみじみ語りあう米倉と真田に涙した人もいたと聞くが。私は違う理由で思わず涙しそうになった。それは、次の会話のところである。
真田「いくつまでタンゴを踊るつもりなんだい?」
米倉「死ぬまで!」
米倉よ〜、死ぬまで踊り狂ってなきゃ忘れられないほどつらい出来事だったのね。うんうん、わかるわ〜。だから、いくら真田広之でも、髪の毛を洗ってもらったくらいじゃー、ヨリを戻す気分になれないのよね。そんなことじゃ埋められないくらい大打撃だったのよね。かわいそうな米倉・・。
え?役と女優を混同するなって?
そう言われても、こればっかりはねえ(爆)。
・おまけ
真田「いくつまでタンゴを踊るつもりなんだい?」
米倉「死ぬまで!」
のところで、なーはるは、さらに別なツッコミも入れていた。
「米倉よ〜、死ぬまでって、いったいアンタはいくつまで生きるつもりなのかい?」
80歳まで生きるとして、70代でタンゴなんて踊れるのかしら?タンゴってけっこう激しくてエッチな踊りなのに。いや、自分は鍛えてるから何とかなるのかもしれないが、そんなばあさんタンゴダンサーと踊ってくれる男がいるんだろうか?
日本にタンゴダンサー人口が何人いるのか知らないが、少なくとも私の回りではタンゴやってる男なんて見たことないぞ。死ぬまで踊りたいというのなら、アルゼンチンに移住するしかないだろう(アルゼンチンではお年寄りもタンゴを踊っているんですよね?え?ちがう?)。
2001.9.18 ドキュメント救命病棟24時
その朝、お腹のあたりに何やら違和感を感じたなーはる。
でも、用事があったのでとりあえず家を出て電車に乗った。すると、だんだん違和感が痛みに変わって、気分も悪くなってくるではないか。こりゃーヤバイってんで、途中の駅で降り、タクシーの運転手さんに「一番近い病院へ行って下さい!」。そして連れて行かれた所は、たいそう立派な病院の救急センターだった。
ああ、こんな立派な病院なら大丈夫だ〜、と思ったら、受付の女性が出てきて、
「保険証お持ちですかあ〜?」
も、持ってねーよ、そんなもん!あたしゃ救急患者なのよっ。
「そうですかあ。じゃあ今日は特別になくても結構ですので、後日持って来て下さいね」
特別にって・・。あのさ、救急に駆け込むヒトは保険証持ってるのがフツーなわけ?・・とツッコむ元気もなく椅子にうずくまっていると、ナースが出てきて、
「あら、つらそうね。じゃ中へどうぞ」
と、案内されて寝かされたのは、廊下のソファだった。
ちょいと、どーなってんのよ?救急っていったらさ、もっとこう、患者が着いたとたんナースがパーッと走り寄ってきて、ガーッとストレッチャーを押して、「大丈夫ですかっ!?」「しっかりしてくださいっ!」みたいなさ、そーいうんじゃないわけ?そういうのはドラマの中だけなの?
それから、ようやくベッドに寝かせてもらい、若くて綺麗なナースが笑顔で現れた時は「助かった〜」と思ったのだが、ナースは、
「は〜い、検温しま〜す」
へっ? そ、そんなのんびりしてないで、助けてくださいよお!
だけど、ナースはどこかへ行っちゃって、置き去りにされて、痛みにうなされていると、しばらくたって別なナースが現れ、
「は〜い、血圧測りま〜す」
はあっ? あの〜治療は?
しかし、そのナースもどこかへ行ってしまい、またもや置き去りにされ、痛みをこらえていると、しばらくしてまた別なナースが現れて、
「は〜い、採血しますね〜」
・・頼むから助けてくれよ。この病院には「救命病棟24時」の進藤先生(江口洋介)みたいなドクターはいないのか?
そして、やっと姿を現したドクターは、口ひげが何となくうさんくさい先生だった。先生はお腹をちょっと触って「血液検査によると白血球が増えてるので何かの病気です」と告げると、すぐいなくなってしまい、またもや置き去りに。ああもう〜。ドラマでは、いつでも一人の患者を大勢のドクターやナースが取り囲んで面倒見てるけど、ありゃウソだね。
それからX線写真を撮ったあと、やっと痛み止めの点滴。それは「ブスコパン」というかわいくない名前のクスリだった。しかし、このブスコパンがよく効いて、ようやく痛みがおさまってきて、やれやれ。
ところが、原因がわからないってんで、次はCTスキャンの検査をするという。口ひげドクターの説明によると、CTスキャンは造影剤の副作用で「20万人に1人死ぬ」というんだけど、しかたないから承諾書にサインした。
そしてガラガラとストレッチャーで運ばれていったなーはる。痛みもとれたので、救急治療室の様子もよく見えるし、なんだか「ER」に登場する患者になったみたいで面白〜い!ってことで、そこら中をキョロキョロしながら着いたCTスキャン室は、これまた立派で広かった。けど、もっと驚いたのは、そこにいたCTスキャンの技師。
いや〜ん!かっこいい〜!(。▽。)*:・☆:*:
素早く名札を見ると、その技師はサイトウさんという方だった。「体が熱いんですけど」と話しかけると「造影剤のせいで熱くなるんですよ〜」とやさしく答えてくれたサイトウさん。いいえ、これはきっと造影剤のせいだけじゃありませんわ。ああ、こんなステキな方をCTスキャン室に閉じこめておくのはもったいない。「救命病棟24時」のパート3には、是非このサイトウさんをスカウトしてちょんまげ!
だけど、CTスキャンはあっつー間に終わってしまい、またもや救急治療室に。そこへまたやってきた口ひげドクター。この先生、口ひげのせいで最初は老けて見えたけど、よく見ると、足早に歩く姿の腰の座らなさ加減からいって、まだ20代のようだ。そして名前はイトウ先生というのだった。
イトウ先生は「X線写真でもCTスキャンでも原因がつかめない」って言うんだけど。先生、基本的な質問ですが、「今朝何を食べましたか?」もしくは「夕べ何を食べましたか?」と聞かないのはなぜですかな?
という疑問を残しつつも、とりあえず入院することになったなーはる。過去2回の入院では、1回目の主治医は安楽先生、2回目は養老先生という、いずれも医者になるために生まれてきたようなお名前の先生に当たったのに。3回目はイトウ先生か。平凡ね。
しかし、ドクターの名前は平凡でも、病棟はまるでホテルのような豪華さでビックリ。ベッドは最新式のリクライニングだし、大きな窓からは富士山も見えるでよ。しかも、ここが一番重要なところだが、なんと液晶テレビもついてるのだ!
そのテレビで
一番見たいのはもちろん「救命病棟24時」。実は真面目に見たのはたしか第3話だけで、それが「死にそうな子供が突然息をを吹き返す」という腰が抜けるストーリーだったため、それっきり録画をやめちゃったんだけど。なにしろ、あたしゃ救急センターを経験したばかり。実際とドラマを比べて、ドラマのウソをあばこうっていう魂胆よ。ひひひ。
そして、入院3日目の夜に見た「救命病棟24時」第11話。
久しぶりに見たタイトルバックは、ちょ〜真剣に治療する港北病院救命救急センターのドクターとナースたちの姿が。ちっちっ、みんな力が入りすぎね。やっぱ救急の極意は「は〜い、検温しま〜す」という気の抜けた自然体じゃないかしら。港北病院救命救急センターは週1回しか患者が来ないからいいけど、フツーは毎日患者が来るんだから、あんなに目を血走らせて治療してたら3日と持たないワ。

などとツッコミを入れているうちに、場面は変わって、車の中で見知らぬ女性と話す矢部先生(伊藤英明)。その向こうに見える病院の建物は、ここの病院に負けないくらい立派だわ。いえ、ほとんどタメ。ていうか、よく似てる?
さらに場面は変わり、病院の屋上で、香坂先生(松雪泰子)とお話する進藤先生(江口洋介)。屋上からの眺めはとっても素晴らしくて、私のベッドの横の窓から見える景色と同じくらい絶景よ。ていうか、そっくり?
そしてさらに場面は変わり、大理石のロビーを走る伊藤英明と田畑智子。そ、そのロビーは、昨日なーはるが診療を受けるために通ったロビーにクリソツじゃないすか!ていうか、伊藤英明が走っていくその先を左に曲がると、伊藤英明より数倍かっこいいサイトウさんがいるCTスキャン室がっ!(≧▽≦)☆:*:.。

などと興奮していると、ナースが点滴の交換に来たので聞いてみた「あのっ、今やってるドラマって、もしかしてここですかっ?」。すると、ナースは「そーなんですよ〜。江口洋介は日曜日に来るんですよ〜」。へえ〜、進藤先生は日曜日に来るのかあ。
あれ?でも私がここに来たのは日曜日だったのに、進藤先生は救急センターにいなかった。ってことは、進藤先生は、
モグリの医者だな(爆)。
・・とまあ、そんなわけで、腹痛で救急センターへかけ込んだら、そこが「救命病棟24時」の舞台だったという、ウソのようなホントの話。転んでもタダでは起きないなーはる様。っていうか、これって、
「なーはるにはドラマの神様がついている」ってか(笑)。
2001.9.25 2001年夏ドラマ各賞発表
さて、2001年夏ドラマ各賞発表の季節がやってまいりました〜。
まずは恒例の1句から。
「夏枯れや ああ夏枯れや 夏枯れや」
ふ〜。まるでやる気が感じられないっすね(笑)。
ま、この句からもわかるように、不出来で不作な夏ドラマでした。奇人変人ストーカーのオンパレードだった「恋がしたい×3」、(なんでこんなドラマに出ちゃったんだろうオレ)という顔をしてた竹野内が哀れだった「できちゃった結婚」、アジアの歌姫のつっけんどんな演技が暴露された「ウソコイ」、「どうせタカビーな松雪泰子が最後は救命に残るとか言いだすにちがいない」と思ったらそのとおりになっちゃった「救命病棟24時」、暑苦しいお涙チョーダイ劇に成り下がった「世界で一番熱い夏」、視聴者をケムにまく釈然としないオチ*でごまかした「非婚家族」、などなど・・。
*視聴者をケムにまく釈然としないオチ・・ウェディングドレス姿の鈴木京香は腕を組んでいる真田広之とくっついたのか、にっこり笑顔で待っているMAKOTOという若い男とくっついたのか、よくわからないラストのこと
こんな中から「アカデミー賞」を選ぶのは至難のワザでしたが、なんとかやってみました。なお、「ゴールデン・ストロベリー・オンザ・ショートケーキ賞(最悪作品賞)」は、今回はたーさんが選んでくれたので、「ドラマンボウ」(2001年9月25日)をご覧くださいませ。
ドラマフリーク・アカデミー賞
2001年夏ドラマ受賞一覧
| 最優秀作品賞 該当なし 次点 ファイティングガール |
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一度もとりあげなかった「ファイティングガール」が一番ましな出来だった。主役2人がくっつかない、仕事も結局うまくいかない、仲間がバラバラになっていく、などなど「人生はドラマみたいにおいしい話ばっかじゃないんだよ〜ん」という当たり前のコトを、淡々と明るく描いてなかなか好感のもてるドラマでした。
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| 最優秀主演女優賞 鈴木京香 非婚家族 |
| NHKの朝ドラ「君の名は」時代に、「土鈴(どれい)」を「どすず」と読んだ、という話を聞いて以来「あんまし頭よくないのかな?」という偏見があったのですが、撤回します。複雑な表情(うれしいんだけど寂しくてせつない、みたいな)が素晴らしい。お肌のくずれ具合も年齢にふさわしいリアル感があってよろしい。単調な表情しかできないまま30代に突入した女優は見習うべし(常盤貴子とか中山美穂とか)。 |
| 最優秀主演男優賞 真田広之 非婚家族 |
| かっこいい中年なんてドラマにはそんなに出てこないしあまり必要ない。中年といえばやっぱり「なさけなさ」に決まっている。そんな中年俳優に求められるポジションをがっちりつかんでいる真田広之。安泰だ。今30歳前後の美形トレンディ俳優は、近い将来を見すえて今から真田流生き残り術を見習うべし(竹野内豊、反町隆史、藤木直人あたり。とくに竹野内豊はもっと役を選ばないとホントになさけなくなる可能性が高いので気をつけるように)。 |
| 最優秀助演女優賞 ユン・ソナ ファイティングガール |
| かわいい。綺麗。表情が豊かで、日本語が上手い!また日本のドラマに出てね〜。 |
| 最優秀助演男優賞 該当なし |
| 残念ながら。 |
| 最優秀脇役賞 宇崎竜堂 非婚家族 |
| 今クールで一番よかった、と言っても過言ではない(笑)。いかにもギョーカイにいそうな中年カメラマン。真田広之を「的場ちゃ〜ん」と呼ぶときの、なさけなさ、愛嬌、憎めないところ。しゅばらし〜っ。 |
| 最優秀脚本賞 神山由美子 ファイティングガール
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| 「ファイティングガール」のえらかったところは、なんつーても、深田恭子をアイドル扱いしなかったところだろう。中でも、ガタイのいい深キョンに向かって友人達が吐いたセリフ「あんた、女子プロレスに入ったんだって?」はよかったですね。そのセリフを許したホリプロもえらかった(笑)。 |