つうわけで、行ってきました。たーさんと一緒にケーキ屋へ。
たーさん、こういうミーハーなイベントにはたいてい「けっ」という反応を示すのに、今回は尻尾をふってついてきた。
それどころか、駅を降りたとたん、あたりの匂いをクンクンとかいで「おハイソな香りがする」などと言う。アンタは犬か。
そして、すがこさんのメールにあった「目印は畑」というのを頼りに道を曲がると、はたして本当に住宅地のド真ん中に畑があり、その隣りに目当てのケーキ屋があった。
・・と言いたいところだが、実はそのケーキ屋は開店前の工事中で、すがこさんが教えてくれたとおり、「緞帳(どんちょう)のような白いビニール」で隠されていて、中がさっぱり見えないのだった。おまけに、肝心の看板も取り外されており、本当にそこがケーキ屋なのか、まるっきり確信が持てないっつーか。通りかかった近所の親子連れも、そこがケーキ屋だなんて知るよしもなく、通り過ぎていくのみ。
しかし、手元の資料によると、この店は「開店まで1週間」だそうなのに、こんな状態で大丈夫なのだろうか?
また、店のスタッフのプロフィールによると、この店のパティシエは「天才」がつくほどの腕前だそうで。おまけにスタッフ紹介写真によると、魚の腐った目をした私好みの美青年。是非お目にかかりたかったのに、いったいどこにいるのでしょう?
たーさんも、天才パティシエに会えなかったのが無念だったらしく、「天才なら素材にこだわりがあるはずだから、隣りの畑でミントやブルーベリーを栽培する姿を撮影すべきだ!」などと憤慨していた。そういえば、すがこさんも「美少年を見たきり、あとはさっぱり見かけない」そうで、「隣りの畑にテントを張って張り込みたい」って言ってたっけ。畑でミントを栽培する天才パティシエをテントから双眼鏡がのぞいてたりしたら笑えるけど。とりあえず、このケーキ屋を語る上で、「隣りの畑」がキーポイントになることは間違いないようである(?)。
などと考えていると、突然一陣の風が吹いて、白いビニールの端っこがプワンとふくらんで中が見えた。すかさずデジカメのシャッターを切るなーはる!(念のため足を踏み入れてはおりません)
すると、こんな写真が撮れたのですが、これはいったい何でしょう?
・・というようなわけで、これがケーキ屋なのかどうか、ますます確信が持てないまま店をあとにした、なーはるたーさん姉妹でした。
ちなみに、手元の資料(テレビライフ)によると、来週の月曜夜9時に、このケーキ屋を取材したグルメ番組が放送されるようなので、ご興味のある方はご覧になってみるとよいかもしれません。
・情報を提供してくださったすがこさん、ありがとうございました。
・ケーキ屋のある家にお住まいの方にご迷惑がかかるといけないので、場所はお教えできません。ご了承ください。
・毒舌姉妹が帰った直後に、ケーキ屋を通りかかったすがこさん「なーはるさん、看板が取り付けられていましたよ〜」。ちくしょーっ!フジテレビめ!
2001.10.9 2001年秋ドラマPart1
◆アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 その1
先週おとずれた時は、まだ開店準備中だったケーキ屋「アンティーク」。
昨日テレビで見たら、白いビニールも取り払われ、以前は3種類しかなかったケーキも種類がどっと増えて、無事開店おめでとうございます。
で、ドラマの感想はというと。どんなドラマにも良いところと悪いところがあるものだけど、こんなに良い点とそうでない点が半々なドラマも珍しいっていうか。こういうのが書くのに一番困るんです〜(笑)。
けど、昨晩のアクセスが夜10時台に突然3倍にはね上がった(つまり月9を見終わってアクセスした人が非常に多かった)のを見て、「こりゃーハンパな感想じゃまずいかしら」と思ったなーはる。通常第1回レビューは短くすませるのですが、今回は特別に、長文レビューしてみたいと思いまする。
まずは、このドラマの「良かった点」をひとつ。
それは、キャスティングおよび登場人物の描き方。中でもよかったのは、天才パティシエ役の藤木直人。
などと書くと、先日なーはるの名前をかたって2チャンネルに書き込んだ「荒らし」が当サイトを「藤木オタクの巣窟」呼ばわりしたばかりなのに、性懲りもなく藤木話じゃまずいだろう、と思われるかもしれないけど。なにも私は「フジッキーかっこいい〜」などという話を書くつもりはないので、最後まで読んでくださいな。
さて、藤木直人のどこがよかったか。
それは、この天才パティシエが「フツーじゃない」ことを一目で視聴者にわからせたことよね。原作漫画その他を読んだ人は、天才パティシエが「ゲイ」で「そのせいであちこちの店をクビになった」ことを知ってるわけだけど。そんなことを知らない視聴者にも「この人なんか妖しい〜」って感じてもらわなくちゃいけないんだもん(ドラマでは「ゲイ」という設定は変更されるらしいけど、やはり何か秘密があるらしい)。
藤木直人といえば、先日「プラトニックセックス」で「売れないミュージシャン」の役をやったばかり。だけど、こう言っちゃなんだが、そのイケてなさに(ああ、この人に普通の男の役は似合わない)とつくづく思ったなーはる。つうことは(この人は絶対フツーじゃない役をやるべきだ!)と確信したってことで。そんなフジッキーを得体のしれない天才パティシエに起用したのは正解であった。
しかし、いくら起用が正解でも、まちがった演出をしちゃったら何にもならないんだけど。その点でも「そうそう、こうすりゃよかったのよっ」とうなずく演出がされていた。
それは、天才パティシエが(1)前の店をクビになる、(2)椎名桔平オーナーに雇われることが決まって握手する、(3)女性従業員を募集しようとする桔平オーナーに「天才パティシエのお願い(=女はキライだから雇わないで)」をする、の3カ所。いずれも、藤木直人は相手をじーーーっと見つめるのだけど。その時間、十数秒、いや数十秒か。とにかく間(ま)が長いこと。
そこで、なーはるが気づいたのは、「あんなにじーっと見つめられたら、誰だって断れないよね(何を?)」、じゃなくて、その数十秒もの間、フジッキーが「一度もまばたきしなかった」ってことである。そこのアナタ、あんなに長い時間まばたきせずにいられますか?
なーはるは試しにビデオを巻き戻して、せーので、フジッキーとにらめっこしてみたのだけど。途中で目がしぱしぱと乾いて、ぎゅっと目をつぶってしまった。
天才パティシエの勝ち・・・
なーはるの負け・・・
う〜ん。フジッキーは、なんであんなに目をあけていられるのだろうか。椎名桔平と握手するシーンなんか、キッペイも負けずにまばたきをこらえてはいたが。フジッキーはキッペイより3倍は目が大きいのだから、乾きやすさもハンデがあるだろうに。もしかして、フジッキーはポケットに参天製薬の目薬を隠し持っていて、「カット!」の声がかかるたびに点眼して目をうるませているのだろうか。
いやまてよ。思い起こせば、「ラブレボリューション」の須賀ちゃんの時から、「教えてよ・・」などと恭子さん(江角マキコ)をまばたきせずにジッと見つめていた藤木直人。とすると、フジッキーは、「まばたきしない」のが特技なのかもしれないわ。
つうわけで、上の3つのシーンは、どれも監督が「まばたきせずに相手を見つめてください」という演出をして、フジッキーがそれをやってのけたのに違いないが。この「まばたきをしない」ワザが、天才パティシエをよりいっそう「フツーじゃない人」に見せていたポイントだってことに、みなさんなら、きっと気づいてましたよね?
そして逆に、ともさかりえが「女子アナ。」で、まばたきし過ぎによって「挙動不審」に見えていたのを思い出すと、
「まばたきしないのも、まばたきし過ぎも、ヘンな人」
という真実が浮かび上がってくるわけで(て、いうほどのもんでもないが)。
このように、ドラマによって、人間の真実について考えさせられる(?)なんて。それだけでも、藤木直人を起用した甲斐があったってもんですね(そ、そうなのか?)。
ついでに。
たーさんが藤木直人を称して「魚の腐った目」と言ったのは有名な話だけど。たーさん曰く、その理由は「目が離れている」のと「目がよどんでいる」せいとのことだったが。「まばたきしない」こともまた「フジッキー=魚」説を裏付ける根拠だったことが明らかになった。だって「魚はまばたきしない」もんね〜。
おっと、話が長くなりすぎました。
では、次回は、このドラマの「良くなかった点」について。
2001.10.10 2001年秋ドラマPart2
◆アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 その2
さて、前回このドラマの「良かった点」をひとつ述べさせていただきましたが、今回はこのドラマの「しょーもなかった点」を3つほど(何故こっちの方が多いんだ?)。
まず、「テロップ」。
テロップがカチャカチャと出ること自体は別にいいのですが。ちと多すぎませんか?
「天才パティシエのお願い・・・」
これはオッケー。前情報を知らずにドラマを見る視聴者に「天才パティシエ」という言葉を伝えてるわけだから。
だけど、
「謎・・・」
これはいらないでしょう。特に、車の中からお店をじっと見つめる阿部寛に「謎の人物・・」ってのは、いらないよ。だって、見りゃわかるじゃん。せっかく阿部ちゃんを見て(なんだろうこの人?)って考えてるのに、そこへ「謎の人物・・」とか字で見せられたら、うざったいのでござりまする。
たぶん、原作漫画に書いてあったのをそのまんま出してるのかもしれないけど。漫画とドラマは違うの。そこんとこ、まちがえないように。
次に、ケーキの「手づかみ食い」について。
「ムコ殿」で長瀬智也がすき焼きを手づかみで食べたときに、さんざん「子供のしつけによくない」「外国人にどう説明するのか」「せめて手を洗ってから食べてほしかった」と指摘したにもかかわらず。「プラトニックセックス」で星野真里にケーキを手づかみで食べさせ、今回タッキーにも手づかみでケーキを食べさせたフジテレビ。
いったい何を考えているのでしょう?
この3つのドラマに共通することといえば、たぶん「ファミリー向け」ってことで。ファミリーなドラマには、アクションやラブシーンがない分、なんとかインパクトをかまそうとして、手づかみシーンを採用してるのかもしれないけど。
なんか勘違いしてやしませんか?
今回、ウェディングケーキを注文した女性がどうやら破談されたらしい、と気づいたタッキーは、女性を追いかけて「ケーキをムダにしちゃもったいないよ」などとフォークを差し出していたが。どうせなら、おしぼりも持ってくりゃよかったのに。
だって、タッキーは見習いパティシエだから、いつも手を清潔にしているかもしれないけど。問題はケーキを食べに集まったサッカー小僧どもだ。ついさっきまでサッカーボールを持っていた手でケーキを手づかみするなんて!おしぼりさえあれば、せめて食べる前に全員の手を拭いてあげることができたのに。犬だって庭で遊ばせたあと家の中に入れる前に、ぞうきんで足を拭いてあげるでしょう?
そんな汚い手でせっかくのケーキを台無しにされたにもかかわらず、その様子を見つめて「幸せなケーキだね」などとつぶやく天才パティシエ様。あなたも、ケーキを作ることに関してはこだわりがあるのかもしれないが、ケーキの行く末についてむとんちゃくすぎます!
最後に、このドラマの一番まずかった点について。
それは、ずばり「音楽」。
いったい誰ですか?全編ミスター・チルドレンをたれ流そうなんて考えたのは? あのガラガラ声をのべつまくなしに聞かされる視聴者の身になりなさい!
いや、ミスチルが好きな人にとっては、あの声は、ハスキーでビターでステキな声なのかもしれないが。ほろ苦いチョコレートケーキがおいしいからって、最初から最後までチョコレートケーキを食べさせられたら、いくらおケーキ様々が大好きなタッキーだって、くどすぎて胸焼けするわよ。
来週もまたミスチル責めにあうのかと思うと、う〜んざり。主題歌1曲で十分でしょう。
今からでも、音楽を「踊る大捜査線」の松本晃彦さんか、「古畑任三郎」の本間勇輔先生にお願いしてみるってわけにはいかないでしょうかねえ?「いいドラマには必ずいい音楽がついている」というなーはるの持論からいって、イヤな予感がするんですよ。あ〜あ。
2001.10.13 2001年秋ドラマPart3
前回、「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」の悪口を書きまくった後、とつぜん発熱してしまったなーはる。こりゃ「人を呪わば穴2つ」ってやつかしら(笑)。そんなわけで、頭がボーッとしておりますゆえ、イラスト省略&乱文ご了承ちょんまげ。
◆スタアの恋
こりゃ〜ずばり「やまとなでしこ」だね。
合コンの女王と貧乏な魚屋のカップル(桜子&欧介=松嶋菜々子&堤真一)が、人気女優とハム会社の社員のカップル(ヒカル子&草介=藤原紀香&草なぎ剛)に姿を変えて戻ってまいりました〜、って感じ。
「やまとなでしこ」で評判になったたまり場(西村雅彦邸)も、ハム会社のオフィスに変身して登場。しかも、そこには粕屋こと筧さんもいるじゃあーりませんか!
そして、貧乏な魚屋が実は数学者だったように、しがないサラリーマンだけど実は弓道の有段者?ってトコも似ているし。第1話のラストでラブラブもどきになって、第2話であっさりふられそうな所もク・リ・ソ・ツ。
って、それもそのはず。だって「やまなで」と同じ脚本家、同じプロデューサーだもんね。
が、しかーし、
こんなにそっくりなのにもかかわらず、どうしてもハマれない理由がなーはるにはあった。それは・・・
草なぎ君が苦手なの〜(笑)
あーあ、これが堤真一だったらなあ・・。
堤真一は、あのなさけなさでもって、全国のなさけない男に親近感を抱かせ、さらに全国の魚屋さんに「もしかしてオレも松嶋菜々子と・・」という夢と希望を与えたわよね。のみならず、日本中の女性の母性本能をくすぐった。ばかりでなく、ラストは数学者としてカッコよくなって「やっぱ男は顔と才能よね〜」とうっとりさせてくれたものよ。
だけど、草なぎじゃなあ。男からは指示されるとは思うけど、うっとりとはほど遠いんだよなあ・・。言ってもしょーがないことだとわかっちゃいるけど、言わせていただいてよろしいかしら。
欧介さーん、カムバ〜ック!(爆)
来週からは、頭の中で草なぎ君を欧介さんに差し替えて見させていただきまーす。ははははは。
◆水曜日の情事
まず気になったのは、モッくんの髪型。
あの、耳のあたりから下は5分刈りで、頭のてっぺんだけウェーブのかかった毛がのっかっている髪型はどうなんだろう?特にうしろアタマなんか「芝生の上でヘビがとぐろを巻いている」みたいな感じがするんですけど。
そんなモッくんは、やり手の編集者だそうで。
新進アクション作家の原田泰造に目をつけて「君なら平成の谷崎潤一郎になれる!」かなんか口説きまくるんだけど。その怒濤のトークぶりったら。ヨイショと脅しを交互に繰り出しながらペーラペラペラまくしたてまくり。
だけど、悲しいかな、ぜんぜん泰造センセーの心にひびいているようには見えないの。なんつーか、モッくんの場合、しゃべりが自己完結してるってゆーか。「オンリー・ミー」の世界ってゆーか。そういや、NHKの「トップランナー」に出た時も、司会者を置き去りにしてペラペラしゃべってたっけな。
そんなモッくんに、「恋愛小説なんて書けないっすよ」などと一生懸命相づちを打ってあげる泰造はいい人。でも、モッくんはキミの相づちなんて聞いちゃいないし、モッくんの目にキミは映っちゃいないと思うよ。だから、もし身代わりに等身大の泰造人形を置いて、そーっとその場を去っても、モッくんは気づかずにそのまましゃべり続けたことでしょう(そんな人形をいつどうやって用意するのじゃ!)。
ところで、今回の見せ場といえば。葬儀の最中に人知れず何やら口ずさむ未亡人(石田ひかり)を見たモッくんが(何を歌ってるんだろ?)と読唇術を試みた結果、(奥村チヨの「恋の奴隷」だ!)とわかってうれしくなり、
「♪あなたと会ったその日から恋の奴隷になりましたん♪」
と、心の中で口ずさむというシーンだったんだけど。なんと、BBSの常連様(りおんさん)がこんな書き込みをしてくださった。
「私はあの歌がもしシブガキ隊の『NAINAIシックスティーン』だったらどうしようって思ったら、笑いがとまんなくなっちゃいました。
♪ナイナイナ〜イ恋じゃな〜い、ナイナイナイ〜愛じゃな〜い ナイナイナ〜イでっもとまらな〜い〜♪ モックン自然に振り付け踊ってたりして(笑)」
ぷははは!
最高ですぅ〜(爆)。
どうせなら、葬儀の参列者の中にヤッくんとフッくんも紛れ込んでいて、傘を放り出してモッくんと一緒に踊り出すっていうのはどうでしょう?モッくんの妻役の天海祐希も宝塚出身だし、こうなったら全員で歌って踊っちゃえば、「ムトゥ〜踊るマハラジャ」もビックリ。そんなミュージカル連ドラが1本くらいあってもいいわよねえ(誰が見るのじゃ!)。
ふ〜、また熱が出てきたようなので、このへんで・・。
2001.10.19 2001年秋ドラマPart4
いやはや、ようやく体調が回復してきました。
どうやら、先月退院してからご飯があまり食べられなかったせいで、低血糖になっていたもよう。そこへ発熱したものだから、ふらふらのヨロヨロ。そんな時に書いた前回の日記を読み返してみたら、「同じことを何度も言っている」「オチが弱い」などの致命的な症状が(笑)。おかげでよーくわかりましたよ。ダイエットなんかしたら脳にブドウ糖が回らなくなってバカになります。気をつけましょう。
◆嫉妬の香り
先日、なーだんさんが知り合いから「エンタテイメントの書き方」という本をもらってきた。時々「外伝」と称してドラマのパロディを書いている妻の役に立つと思ったらしい。この本はシナリオ・センターの講師柏田道夫センセイが脚本家の卵に向けて書いたものだそうで。柏田センセイの厳しくするどいコメントが並んでいる。例えば「人物の描き方」という講義はこんな感じ。
○ 喫茶店・内
窓際の席で祐子と由美が話している。
祐子「彼からプロポーズされたの」
由美「祐子、ようやく企画室の仕事でニューヨークに行けるんでしょ。どうするの?」
祐子「そうなの。2年は向こうだし、でも今結婚しないと彼との仲もきっと…」
(以下、会話がつづく)
これではあまりに芸がありません。
主人公を取り巻く状況をダラダラとセリフで語る・・あなたがかなり勉強しているにもかかわらず、まだこんな描写をしているなら反省して下さい。こうした方法は、初心者がよく使う最もつまらない安易な方法なのです。
例えば、その人物の職業をわからせるには「八百屋のおかみさんなら八百屋に立たせろ、刑事だったら事件現場に立たせろ」といいます。セリフで説明するより、そうすればすぐにわかるからです。仕事ぶりを描きつつ、観客の興味を引っ張るように登場させたほうが断然面白いわけです(以下、略)。
なるほど〜、柏田センセイ、よくわかりました〜。 「セリフで説明しちゃダメ」ってことですね。センセイの辛口ぶりはとても他人とは思えません(^_^;)。タメになりました〜。
ところでセンセイ、わたくし先日こんなドラマを見たんですけど・・

○ 朝・ベッドの中
女(本上まなみ)と男(堺雅人)が寝ている。女はかたわらの小瓶を手にとると、男の鼻の下に持っていく。すると男は顔をしかめて、
「うっ、目が覚めたよ。さすがはアロマテラピスト」
ぷぷっ( ̄m ̄*)。柏田センセ〜、この人セリフで職業を説明しちゃってますよ〜。ダメですよね?この新人脚本家に反省するよう言ってくださいな。だって、これだけじゃすまなかったんですよ。それは・・
○ ダイニングルーム
朝食をテーブルに並べる女(川原亜矢子)。そこへ男(寺脇康文)が入ってくる。
「忙しいんだから無理しなくていいのに」
「建築家××の妻として完璧でいたいのよ」
ぷぷぷっ( ̄m ̄*)。柏田センセ〜、相手の職業だけじゃなく自分の立場までセリフで説明しちゃってますよ〜。これ全然ダメですよね?センセイ、この新人脚本家にダメ出ししてやってくださいな。
・・えっなに?この脚本家は新人じゃない?
芥川賞作家の辻仁成ですって!?
そんなバカな・・・(|||_|||)
柏田センセイがおっしゃった「初心者がよく使う最もつまらない安易なセリフ」を芥川賞作家が平気で書いて、しかも回りのスタッフが誰もダメ出しをせず、おまけに作家様ったら脳天気に主題歌まで歌っちゃってるなんて。
柏田センセ〜!これはいったいどういうことでしょう?ブドウ糖の足りなくなったなーはるの脳味噌はこの状況がまるで理解できません。どうか私にもわかるように説明してくださいませ・・。
2001.10.20 アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 ミスチル問題その1
さて今回は、第1話終了後にとりあげた3つの問題点(テロップ、手づかみ、ミスチル)の中から、最も苦情の多かったミスチル問題について。
なんと、第1話で使われたミスチルは16曲だったという。
そして、第2話でも15曲使われたという。
こんなミスチルてんこ盛りを提案した「ミスチル馬鹿」はいったい誰?と思ったら、本広監督ご本人だそうで。あ〜らビックリ。おまけに、風の噂に聞こえてきた、監督がおっしゃったというアレやコレには、もっとビックリはげちゃびん。
つうわけで監督、ツッコミかましてよかですか?
■本広監督発言その1
「第2話は第1話よりもっと確信犯的な音付けをしてます!気付いた人は笑って下さい。
かなりコアなドラマフリークでないと判らないかもしれません」
本広監督さんよ〜、あたしゃ「ドラマフリーク」を名乗らせてもらってる者ですがね、監督の言う「確信犯的な音付け」って何のことなのかさっぱりわかりませんでした。
だけど、それもそのはず。私はミスチルをよく知らないんだもん。この前、他のドラマサイトにのっていた曲目と歌詞の解説を見てようやくわかったんだけど。ようするに、ミスチルの曲のタイトルや歌詞が、その曲が流れたシーンに「リンクしてた」ってことなんですって?
つまり、第1話で最初にかかったのが「prologue」という曲だったり。婚約破棄された女性が気丈にウェディングケーキをうけとって去っていく場面にかかっていた曲の歌詞が「重い荷物を持つ手にも強がりを知る」だったり・・。

しかし、それが何だと言うんです?
そんなリンク、ちーとも面白くないし、しらけるだけ。
いいですか監督?ドラマフリークにとっては、そのドラマが「面白い」かどうかが大事なのであって、そんなリンクに喜ぶのはドラマフリークじゃありません。単なるおたくです!
え?「フリーク」と「おたく」は一緒じゃないかって?そんなはずはありません!
研究社新英和中辞典によると、「freak」とは「1. 熱狂者」「2. 酔狂」「3. 奇人」・・き、奇人ですってえ!?
そ、そんなバカな。もっといい意味だと思っていたのに・・。
と、とにかく、そんな音付けに喜ぶのは、ドラマフリークじゃなくて、「ミスチルフリーク」のまちがいじゃありませんこと?
監督は、「踊る大捜査線」で「エヴァンゲリオン」その他いろんなリンクを取り入れて、フリーク達を引きつけてムーブメントを巻き起こしたご経験から、「アンティーク」でもミスチルフリークを取り込んじゃおう、という魂胆なのかもしれないけど。
ドラマの音楽ってのは、そういうもんじゃないっしょ〜。
ミスチルをガンガン流して、「このマニアックな音付けに気づいたキミは、コアなドラマフリークさ」って。じゃあ、気づかなかった人は何なんですかい?ミスチルを知らない人や苦手な人はどうしたらいいんですかい?美しいタッキーやフジッキーを見せといて、「目に青葉 耳にミスチル 拷問か?」(あら一句できちゃったわ)。
監督さんよ〜、マニアックなリンクは、マニア以外の人達の目ざわり耳ざわりにならないようにこっそりやらなきゃ。気がつく人は気がついてもいいけど、知らない人はさわやかに通り過ぎられる、くらいの控えめな演出が、フリークもそうでない人もハッピーになるコツじゃないすかね?
そんで、みんながハッピーなら低迷してる視聴率も上がって監督もハッピーじゃないですかい?(タッキーとフジッキーが出てて20%切ってるなんて、責任重大よ)
2001.10.21 アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 ミスチル問題その2
■本広監督発言その2
「第2話の音楽付けは「静と動」のバランスが映像的にも音楽的にも調和されてます。 見る人によっては新し過ぎてついてこれないかも知れませんが」
本広監督〜、またまた私のむかっ腹に火を付けるような発言をなさっちゃってもう(笑)。
そりゃね、第2話のほうが「イントロ、ドン!」だけ採用した曲が多かったせいもあって、「曲数が減った?」「うるささが気にならなかった?」って思った人は多かったですよ。だけどそれは、第1話に比べて、であって、第2話から見た人はやっぱり「ミスチルがうるさかった」って言う人、けっこういましたよ。
じゃあ、その人たちは「新しいものについてこれない人」なんですかい?「あんた、古いね」ってことですかい?なんか前々クールの某ドラマのプロデューサーの「このドラマを見るにはセンスがいる」という暴言を思い出すわ。あん時も「えっじゃあ何かい?つまんないドラマと思ったあたしゃセンスがないってこと?」ってプルプルしたっけ。
まあ、モノを作る人は「自分がやってることは正しい」って思わなきゃやってられないとは思います。けど、「新しい」ってのは、回りがそう評価してくれたり、時がたってから「あれは新しかったね」って言ってもらえるものなんじゃないすか?自分で「新し過ぎ」なんて豪語しちゃあ、謙遜を美徳とする日本人の風上に置いてもらえませんわよ。
それに、こう言っちゃなんですが、「誰もやらなかった事が新しい事とはかぎらない。なぜなら賢い人は失敗だとわかっていることには手を出さないものだから」って考え方もあるじゃないですか〜(笑)。ミスチルてんこ盛り演出への悪評、視聴率の低さ・・もしかしてスベっちゃった?とか、ハズしちゃった?とか、ちらっとでもお考えになりませんか?
とはいえ、わたくし第2話は、監督がおっしゃるように「静と動」のバランスがとれてると思いましたわ。一番よかったのは、セリフに音楽がかぶらなかったこと。タッキーが店を掃除してるシーンや、ボクシングの試合のシーンなど、無言のシーンに曲がまとめてついてましたよね。これはほんとに助かりましたわ〜。
え?何がって?それは・・・
実はわたくし、第2話のほうが「曲数が多いらしい」という前情報を得て、ある文明の利器を手元に用意して第2話を拝見しましたの。
その文明の利器とは、黒っぽい長方形の物体で、ボタンがたくさんついており、それを押すとテレビを自由自在に操れるという、なんともベンリな道具でして。
ミスチルの曲が始まると、そのボタンの中の「−」をクイクイッと押し、会話のところは「+」をクイクイッと押し、また曲が始まると「−」をクイクイッ・・すると、あーら不思議、うるさい音楽のところだけが聞こえない。ああすっきりさわやか。
ちなみに、この方法、古来から日本に言い伝えられている有名な怪談にちなんで、「怨霊カエルの怪(音量変えるのかい?)作戦」と名づけさせていただきました〜。おほほほほ。
監督がココ読んだら憤死するかも・・。