2001.12.5 アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜
みなさん、お元気ですかあ〜?(爆)
いやはや、なんと1ヶ月以上お休みしてしまいました。皆様にはメールやBBSでご心配いただきありがとうございます。まだ体調が万全ではないので、更新はぼちぼちになりますが、今後ともよろしくお願いします。メールも滞っておりますが、もうちょっと元気になったら順番にお返事しますのでお待ちくださいね。なお、生きてるのがわかったので返事はいらないという奇特な方はその旨メールまたはBBSに書いてくださるとたいへん助かります(すんません、あまりにもメールがたまっちゃってるもんで・・笑)。
ところで、そんな中にもよいお知らせが。
「TV LIFE(テレビライフ)」の読者ページの中に、なーはるのドラマレビューのコーナーができました。タイトルは「なーはるのすっぱレビュー」。本日12月5日より連載開始です。みなさん、お近くの本屋さんへレッツ・ゴ〜!(笑)
さて、復帰第1弾は「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」。
私も具合が悪かったけど、このドラマもかなり具合が悪かったようで。以前、3つの問題点(ミスチル、テロップ、手づかみ)をあげたことがあったけど、もはやそんな問題じゃないっていうか。はっきりいってストーリーがつまらない。いろんなドラマにあらゆるツッコミをかましてきた私ですが、ずばりこう言い切ったのは初めてじゃないかしら?関係者は重く受け止めるように。
しかし、放送前はあんなに期待していた「アンティーク」。あの本広監督でタッキーでフジッキーで、こんな出来ってあるだろうか?もしかして凡人にはわからない何かがあるんじゃないか?実は「隠されたテーマ」のようなものでもあるんじゃないか?
ってことで考えてみたところ、見つかりました〜!
このドラマが訴えているテーマ。それは「タダ食い」です。

第1話。タッキーはランニング中にケーキ屋「アンティーク」を発見して、出てきた6種類のケーキを手づかみでむさぼり食っていた。が、タッキーはケーキ代を払っていない。なぜなら、タッキーは元彼女から「コンビニに行って」と言われてお財布を受け取っていたので、あのケーキの代金は元彼女のお金で払ったのである。
おかげで、その食いっぷりを認められ、めでたく見習いパティシエとして雇われたタッキー。
ウェディングケーキを注文した女性が婚約解消されたことを見抜いたタッキーは彼女のあとを追いかける。そして「こんないい女といっぱい出来るのに、そいつバカだよな」などとペラペラ語って彼女を喜ばせ、箱を開けさせ、ケーキを食べた。まったく「口もタダだがケーキもタダ」という見本である。
第2話ではタダ食いシーンはなかったものの、「俺のお持ち帰りがないじゃんかよ」とぼやいていたので、いつも売れ残りのケーキを持ち帰っていたという事実が判明。
第3話では、ダイエット女の誕生日に店のケーキにロウソクを立ててプレゼントしたタッキー。またもや当然のようにニュッと手をだして「うんめぇ〜」。これははっきりいって、見習いパティシエによるていのよいたかりではないだろうか?
しかも、ただの見習いパティシエではなく、「美貌の」という枕詞がつくところがミソである。だって、もしアナタがケーキを食べてる時に、ぶさいくな見習いパティシエが横から手を出してきてケーキをつついたらどうだろうか?「ちょっとアンタ!あたしのケーキになにすんのよっ!」ってことになりはしないか。タッキーは自分がケーキに手を出しても女は何も言わない(どころか、かえって喜ぶ)ことを知っているのだ。たいしたタマである。
そして第4話。病気の女の子に「お星さまのケーキ」を届けたタッキー。また横から手を出して食べるつもりだったのに、女の子がケーキを気に入らず床にたたき落としたので超悔しそうな顔をしていたっけ。
第5話では、タッキーはパティシエ藤木に「先生、ケーキ1個いいすか?」と聞いて、初めて「ダメ」と言われていた。フジッキーよ、しつけはもっと早くからやらなくちゃ。
というようなわけで、第1話〜第5話につらぬかれているテーマがおわかりいただけたと思います。え?そんなのとっくにわかってたって?こりゃ失礼。
ついでに、第6話と第7話のテーマはというと、これももうおわかりですよね?それは「材料のムダ使い」です。
第6話で、フジッキーとタッキーはこんな会話をしていた。
「焼き菓子、上手くなったね。朝早く来て練習してたでしょ」
「あ、バレてました?」
「だって材料の減りが早いもん」
「まずかったすかね?」
「いいんじゃない。オーナー金持ちだから」
おいフジッキーよ、金持ちのモノなら遠慮なく使っていいのか?それもまたていのよいたかりなんじゃ・・?
そして第7話。この時だけはムダ使いの主はタッキーではなく阿部ちゃんだった。 海外へ行く娘のためにショートケーキを作る阿部ちゃん。だけど、下手くそなので、失敗の分を見越して、スポンジケーキの台を死ぬほどたくさん焼いていた。なのに翌日、ショートケーキには一口も手をつけず旅だってしまった娘。ああもったいな。
そういや、その娘の乗った飛行機から見えるようにってんで、学校の校庭に賞味期限切れの小麦粉をばらまいて「ガンバレ」などと書いていたが。賞味期限が切れてもなにか使い道があるんじゃないのか?小麦粉のパックとかさ。材料は大切にね。
(さらに第8話でも、タッキーは小雪のケーキに手を出しており、第9話では・・・・・・・・・・どうだったんでしょうか?よくわかりません。なーはる、第9話を録画するの忘れちゃったもんで。ははは)
2001.12.17 アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 天才パティシエの謎
いや〜、うかうかしてる間に時は過ぎ、なんと今日が最終回ですって?
本来なら得意の「最終回予想」でもしたいところだけど、このドラマに関してはそんな気も起こらないので、ちょっと古い話題でもよろしいかしら。
さて、前々回の第9話をうっかり見逃してしまったなーはる。見逃してもちっとも悔しくなかったけど、一応パティシエ小野(藤木直人)の謎が何だったのかが気になったので、ドラマのサイトをいくつかのぞいてみた。
その結果、「女嫌い」で「あちこちの店をクビになった」天才パティシエの謎とは、「好きな女性に二股かけられて女性不信になった」というものだとゆーことが判明した。
・・・・・
・・・・・
・・・そ、そんだけ!?
おいおい、なんだよそりゃあ!そんな答えで満足すると思ってんのか?
この件に関して皆さんはどう思われてるのだろう?ってことでBBSの声を拾ってみたら、
「ここまでひっぱるほどの謎ではございませんよね?」
「原作どおりゲイの設定の方が面白かったのに」
「天才でありながら次々店をクビになった理由が分からないじゃないですか」
「そうだそうだ、そうですよね!」
「そのことには触れずに終わってしまうんでしょうか」
「二股かけられて女ぎらいってのはわかるけど、そんならあのおびえの表情はなんだ?
女を見ただけで、おびえて厨房にひっこむってのは・・」
「視聴者をなめている」
「息の根を止められた」
などのご意見が寄せられていた。
ごもっともでございます。
私だって、第1話で「パティシエ藤木とオーナー椎名が握手して見つめ合うシーンの妙〜な間(ま)が藤木がただ者ではないことを現していた」などと誉めたはずなのに。あれは何だったんだ。
それと、無邪気にまとわりつくタッキーに、「君は平気なんだね」とフジッキーがささやいたセリフ。あれも何だったんだよ。ゲイじゃないとしても、ゲイに近いなんらかの秘密があったんじゃないのか?ただの女性不信じゃ店をクビにならないだろう!
と思ったら、前回の第10話で、この件に関してタッキーがつっこんでいた。
「そういや先生は何で店をクビになってたんすか?」
するとフジッキーは、
「ま、いいじゃない」
お、おいっ、ちょっと待て!「いいじゃない」で済むなら警察はいらん!
ていうか、そんなんで済むなら、もしもこれから先、山田奈緒子(トリック2=次クール放送決定)や柴田純(続ケイゾク?)や古畑任三郎(古畑任三郎Part4?)がせっかく謎解きを考えても、犯人が「ま、いいじゃないすか」で済ませちゃうのもアリってことか!?「伏線を張ってもオチはつけなくて良し」だなんて。あなた〜、それじゃドラマは成り立ちませ〜ん、んふふふふ〜。
いったい、この件に関して、このドラマのスタッフはどうお考えなのでしょう?
と思ったら、たまたま私の手元にあった某テレビ雑誌に、スタッフのTさんのこんなコメントがのっているのが発見された。
「アンティークのテーマは連ドラの再生なんです。ボードゲームで例えると、今までの連ドラは双六(すごろく)みたいなもの。スタートがあり、出た目の数だけ進み、ゴールがあるという。でもバンカースみたいなスタートもゴールもないゲームもあるわけで。で、僕らはバンカースをやろうと思ったわけ。すると双六のルールで考えてきた人から拒否反応が起こったんだよね。でも10代の人は支持してくれた。たぶん彼らは遊び方に対して先入観がないから、すんなりとバンカースのルールで見てくれてるんだと思う。とはいっても、あまり逸脱したら誰にも見てもらえないので、話自体はオーソドックスなものにしてる・・(後略)」
いや〜、そうでしたか。
このドラマのつまんな・・いえ、あまり面白くないストーリーはオーソドックスってことだったんですね。そして、天才パティシエの女嫌いの謎が「女性不信」だってことや、店を転々とした理由が「ま、いいじゃない」ってのも、オーソドックスなオチってわけですね。いや〜それはそれは、オーソれいりました(苦しいダジャレ)。
それにしても、見たことも聞いたこともないバンカースなどというゲームを持ち出されて、「このドラマがつまんないヤツは古い双六世代なのさ。俺たちゃ新しいバンカースなのさ」みたく言われると、「なーにがバンカースだ。バンカーにスんなっての」(超苦しいダジャレ)などと思ってしまうのは私だけでしょうか。
2001.12.26 2001年秋ドラマ各賞発表
さて、お待たせいたしました。ドラマフリーク・アカデミー賞の発表でございます!
今クールの話題のドラマといえば「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」。これほど期待させといて、期待はずれに終わったドラマもめずらしい。だって、フジッキーにタッキーにハト(椎名桔平)に阿部ちゃんまで揃えてアレでっせ〜(詳しくは12月の日記およびたーさんの「ドラマンボウ」のゴールデンSOS賞発表をごらんください)。そこで一句、
「いい男 集めて寒し アンティーク」
ちょっとまんまだったかしら?(笑)
逆に、まったく期待してなかったのに気づいたらハマってたのは「恋を何年休んでますか」。青春時代にユーミンを聞いてた30代半ば〜40代半ばの主婦にはおいしいドラマだった。
主役の小泉今日子になって、浮気してる旦那のかわりに現れた元彼の家具デザイナー宮沢和史に恋するもよし(女はアーチストが好き)。やや年かさの黒木瞳になって伊藤英明に言い寄られるもよし(女は若くて綺麗な男が好き)。唯一仕事を持つ主婦の飯島直子になって舞台俳優の山口祐一郎を食わせてあげるもよし(女はやっぱりアーチストが好き)。
まさに理想的な「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」状態。そこで一句、
「いい男 よりどりみどり 恋何休」
ちょっとまんま過ぎたわね(笑)。
ドラマフリーク・アカデミー賞
2001年秋ドラマ受賞一覧
| 最優秀作品賞 該当なし 次点 恋を何年休んでますか |
| 「恋を何年休んでますか」は、地味めなキャスティング&なんの変哲もない脚本&1週遅れでスタートしたのにもかかわらず、ジリジリ視聴率をあげたダークホースだった。タッキーとフジッキーの人気にあぐらをかいていた「アンティーク」を2週連続で抜いたときは胸がすっとした(笑)。やっぱ30代半ば〜40代半ばの主婦にターゲットをしぼったのがよかったんだろう(コレに該当しない人にはつまんなかっただろうけど)。だけど、最終回がなあ。有子(小泉今日子)は島くん(宮沢和史)とくっつけばよかったのにぃ(笑)。 |
| 最優秀主演女優賞 小泉今日子 恋を何年休んでますか |
| 往年のビッグアイドル、キョン2のお肌の老け具合が子持ちの主婦役にぴったりだった。え?それは演技じゃないだろうって?いえいえ、その人の持っているものを活かすのも演技のうちなのです。「アンティーク」のフジッキーやタッキーなんて、せっかくの色気や美貌をちっとも活かせなかったんですから(ま、アレは脚本と演出が悪かったせいだけど)。 |
| 最優秀主演男優賞 本木雅弘 水曜日の情事 |
| ペラペラと早口でまくしたてる調子のいい編集者、2人の女の間で右往左往するしょーもない男の役がはまってた。 |
| 最優秀助演女優賞 石田ひかり 水曜日の情事 |
| 石田ひかりのお肌の荒れ具合がひとクセもふたクセもある愛人役にぴったりだった。え?それは演技じゃないだろって?だから、その人の持っているものを活かすのも演技なんですってば。 |
| 最優秀助演男優賞 宮沢和史 恋を何年休んでますか
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宮沢和史はいかにもアーチストって感じで家具デザイナーにぴったりだった。え?もともとアーチスト(THE BOOMのボーカル)なんだから当たり前だって?だから〜その人の持っているものを・・
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| 最優秀脇役賞 オダギリジョー 嫉妬の香り |
| ここまでカンペキにいっちゃってる人は久しぶりに見た。これがオダギリジョーがもともと持っているものだとしたら・・(汗)。 |
| 最優秀脚本賞 該当なし 次点 吉田紀子 恋を何年休んでますか |
| それこそ「オーソドックス」で、奇をてらわない、フツーの脚本なんだけど、ついつい続きが気になった。最終回を予想通り無難にまとめちゃったのが残念っす。毎クール思うことだけど、最後の最後まで引っ張って、あっと言わせてくれるドラマってなかなかないのよねえ。
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★ゴールデン・ストロベリー・オンザ・ショートケーキ賞(最悪作品賞)は、たーさんの「ドラマンボウ」に載っていますので、そちらをご覧くださいませ。