2002.4.18 空から降る一億の星
久しぶりのキムタク主演ドラマby北川悦吏子in月9である。
おまけに明石家さんまと深津絵里も出てたりするので、豪華キャストに釣られて見た人は多いと思う。けど、正直言ってなーはるの頭の中には「?」が数え切れないくらい並びましたことよ。
中でも一番気になったのは、豪華客船の船上パーティのシーン。
以前にどこかで「フジテレビはパーティの場面の人集めには気合いを入れる」「なぜなら集めた人数の分だけリッチに見えるから」と聞いて以来、パーティのシーンを細かくチェックするクセがついてる私。今回の船上パーティもつぶさに観察させていただきましたが、超豪華客船にふさわしく人数も外人比率も申し分なく、おまけにオーケストラも呼んでるし、ワルツなんか踊っちゃってるし、花火はバンバン上がってるし〜。なのに、見れば見るほどビンボくさいのはなぜでしょう。

それはずばりキャストのせいですね。
この船上での主要人物は、財閥令嬢(井川遙)と、彼女に結婚をせまる御曹司(大澄賢也)と、彼女と恋に落ちる身分の低い若者(キムタク)なのだが。これって、「タイタニック」をパクってませんか?
しかし、含み綿でもしてるんじゃないかと思うほどほっぺたがふくらんでる井川遙は、どう見ても令嬢というよりは、角のタバコ屋の看板娘って感じだし(なんつう古くさい例え)。
彼女に言い寄る御曹司が大澄賢也ってのが、涙が出るほど安すぎて、安さ爆発みんなのさくらや〜♪って感じだし(このCMって全国区なのだろうか?)。
彼女を救いにきたコック見習いのディカプリオ・キムタクは、なんだか変ちくりんな帽子をかぶっていて、水森亜土か?みたいな(これまた古い人物をもってきましたな)。
だいたい、「タイタニック」では、令嬢ローズは没落した貴族の娘で、しかたなく好きでもない成金御曹司と婚約するハメになった悲劇のヒロインだったけど。このドラマの井川遙はれっきとした財閥令嬢で、大澄のことを「私の父のお金が目当てなの」と言うからには、自分のほうが立場が上のはず。だったら、「あんたなんか嫌い」とはっきり言えばいいだけの話なのに。大澄から逃げて船の中を走り回ってたのは、どう考えてもキムタクに助けてもらうため。
それに「タイタニック」では、ローズのいる1等船室とディカプリオのいる3等船室は行き来できないようになっていて、「出会うはずのない身分違いの恋だから燃えちゃったわん」という説得力があったけど。このドラマの井川遙お嬢様は、「お腹すいた〜」と厨房におにぎりをもらいに来たり、コック見習いのキムタクはキッチンを離れて船内をうろついてたり。これじゃばったり出会って当たり前。
なんてまあいい加減な脚本でしょう。
そして何よりもやばかったのは、キムタクと遙のキスシーン。「タイタニック」では、恋する二人はクラシックカーの中でナニをいたしたりしてたが。まさかドラマでソレをやるわけにはいかないので、せめて出来るだけ情熱的なチューを、って指示が出されたのか、ぶちゅーという音が聞こえてきそうなほどしょ〜もないキス。そのひどさは、東京湾に突然出現した氷山に船が激突して沈没してほしい、と思ったほどである。
てなわけで、このラブサスペンスドラマの先行きが大変危ぶまれるのであった。