2003.8.3 マトリックス
リローデッド
拝啓 高橋さま
お元気でいらっしゃいますか? おかげさまで私はチョー元気。そして、このサイトもチョーチョー元気(たぶん)です。
思えば3年半前のこと。とある内輪なサイトをやっていた私が「マトリックス」にはまって日記を書きまくったところ、「映画、ドラマ解説のWebページを作ったらどうですか」というアドバイスをくださったのが高橋さんでした。今日このサイトがあるのは、高橋さんと「マト」のおかげでございます。
そんな「マト」の続編の「マトリックスリローデッド」、高橋さんはご覧になりましたか? 私はつい最近ようやく見ることができたのですが。見終わったあと、画面に向かってつぶやいておりました。
「なんじゃごりゃぁ〜」by 松田優作
よく「続編に名作なし」と申しますが、まさかここまでとは…。

そもそも、第1作の「マト」の主人公のネオ(キアヌ・リーブス)はアクション映画にあるまじき線の細いやさ男でした。そういう弱っちいところがよかったんです。
あの有名な弾丸よけシーンでも、ネオはトリニティ(キャリー・アン・モス)に向かって「Trinity, help!(トリニティ、助けてえ〜)」と叫んじゃったりして。
そんな頼りなさが、「ああ、私が守ってあげなきゃ」と女性の母性本能をくすぐりまくったのです(なお、字幕では「トリニティ、助けろ」になってましたが、ありゃ完璧な誤訳です。ネオはそんなエバった言い方はしません)。
なのに、続編ではチョー人的に強くなってしまったネオ。ビュンビュン空を飛び、百人がかりで襲ってくる敵をなぎ倒し…。チョーお元気で何よりですが、何もそそられましぇん(涙)。
しかし、もっとびっくらこいたのは、続編で初めて姿を見せた「ザイオン」でしょう。マシーンに追いやられて地底にもぐって暮らすようになった人類が住む街、ザイオン。
私の想像では、ザイオンは日が当たらないのだから、きっと人々は色白で弱々しいもやしみたいになってるんじゃないか? くる病で背骨が曲がり、野菜もとれないだろうからビタミンC不足の壊血病で歯ぐきから血が出てたりするんじゃないか? と思っていたのですが。とんでもありませんでした。
なんと、ザイオンの人々は肌の色もつやつやと浅黒く、「我々は負けないぞ〜!」などと雄叫びの声をあげ、セクシィーなダンスを踊りまくっていたのです。はっきりいって、チョーチョーチョー元気! マシーンさえ攻めてこなけりゃ、十分幸せそうじゃん!
おまけに、ザイオン人がズンドコ踊るリズムに合わせてエッ○するネオとトリニティ。僭越ながら、うちの夫が「救世主がエッ○しちゃいけねえや…」と申しておりました。
けれど、さらに驚くべきことには、エッ○は伏線だったのです。
コンピュータの元締めのおじさんに、「こっちのドアはトリニティ、あっちのドアなら人類を救えるけど、どっちにする?」と選択をせまられたネオは、迷わずトリニティのドアを選び、死んだトリニティを生き返らせたのですが。その後、ザイオンを攻撃してきたマシーンに手をかざしただけで破壊しちゃったネオ。なんと、マトリックスの中でだけ強かったはずのネオは、現実の世界でもスーパーマンになっていたんです!
つまり、トリニティへの愛をつらぬいたことが、逆に、人類を救うパワーをネオにもたらしちゃった、みたいな? てことは、「マトリックスリローデッド」のテーマは、
愛は地球を救う…?
って、「マト」は24時間テレビだったのかよ! どうしましょう、高橋さん。
敬具
2003.8.15 松潤さまご出演ドラマ鑑賞「ごくせん」第1話
それは2週間前のこと。読者の方からこんなメールが送られてきました。
「こんにちはー。私、なーはるさんにお伝えしたいことがあって! 土曜日にNACK5で松潤が『JUN STYLE』ってラジオやってますよね。あの7月12日に放送の回で、なーんと! 私のメールが読まれたんですよ〜! いやあーたまげた。でも嬉しかった〜。いやあ問題はそこじゃなく! 実はそのメールで一番最後に私、めちゃめちゃ面白いサイトがあるから暇な時見てネ! などという追伸をつけちまったのです! もちろんURL入りで。ハハハ。松潤、『ドラマフリーク』見てるかもしれません」
ちょっ、ちょっと待ったーーっ!
なんと、松潤さまご本人がお読み上げになったメールに…!?
そ、そんなっ。だって、7月12日といえば、トップにゴールデンSOS賞へのリンクが載っていたんですよ。そしてそこには、ご本人がご覧になったらたぶん平常心ではいられないであろうあんなことやこんなことが…!
しかし次の瞬間、「どっちみち手遅れ」なことに気づいて、「しょうがない、ごくせんでも見るか」とつぶやいてビデオをセットした私。するとそこには、今まで見たことのない松潤さまがいらっしゃったのです…。

私立白金(しろきん)学院高校にやってきた新米教師のヤンクミこと山口久美子(仲間由紀恵)。彼女は、任侠の大江戸一家の組の者どもに「お嬢」と呼ばれる4代目跡取りだった。
そんなヤンクミは、クズ(不良)ばかり集めた3年D組の担任に。落書きだらけの教室には、学ランを着くずした怖そうなヤツらがゴロゴロ。
そんな中、教室の一番後ろの机で寝ている沢田慎(松潤)。黒板の上に『居眠りは控えめに!』って注意書きが貼ってあるのに、おかまいなしにぐーぐー寝てる慎くんは、なんでも前の学校で先公を殴って退学になったらしい。
しかし、この慎くんは、態度がふてぶてしいっつーか、「やってらんねーよ」っつーか、「バカじゃねえ?」っつーか。なんか全身からかったるい雰囲気を漂わせており、モモ@きみはペットの「スミレちゃん大好き〜チュッチュッチュッ!」から入った私はびっくりしました。が、沢田慎から入ってモモちゃんを見た人はもっとびっくりしたでしょうね。
で、そんなある日、教頭(生瀬勝久)の集金袋が盗まれる事件が発生。3年D組のクマこと熊井くん(脇知弘)が犯人と疑われたのだが、「似たような袋を持ってただけ」というクマの言葉を信じたヤンクミは、クマがその袋を捨てたという川にざぶざぶ入って袋を探しまくる。
そんなヤンクミを尻目に、カラオケボックスで盛り上がる慎くん&仲間たち。けれど、明け方、クマが川を見に来ると、そこにはまだ袋を探しているヤンクミがいて、クマは思わず、「ウソだよ!」。え? やっぱりオメエが盗んだのかよ!
すると、そこへ現れた沢田慎はヤンクミに向かって、
「こんな見えすいたことして、クマにゲロさせて、サツにつきだすんだろ!!」
あらまあ、なんてステキなお言葉使い。あのモモちゃんがこんな激しい口調で怒鳴るなんて。でも、明け方なのになんでこんなに元気なんでしょう? 疲れてないんですか? だって、朝までカラオケしてたんでしょう?
それはともかく、ヤンクミはクマから集金袋を取り上げたチンピラをやっつけて、袋を取り返し、無事、教頭に返却。めでたしめでたし。となるはずが、なぜか最後にお互いをにらみつける慎とヤンクミ。カメラ目線で交互にガンの飛ばし合い。
これがいけませんでした。だって、二人の顔がどんどんアップになって、最後は松潤の目だけがこっちをにらんでるんですよ! そしてその目を見たとき、私はうっかり冒頭のメールおよびGSOS賞のことを思い出してしまったのです。
も、もしかして松潤……怒ってる?
ひいいい! ごめんなさーい! お願いです、そんなおっかない目でこっちを見ないでくださいまし! ほら、3年D組の教室のドアの上にも、こんな言葉が貼ってあるじゃないですか。『今月の目標 精神安定』って…。
2003.8.22 きみぺスペシャル
〜 松潤さまご出演ドラマ鑑賞「ごくせん」第7話
第1話のラストで、おっかない目でガンを飛ばして私をビビらせた沢田慎(松本潤)。
しかし、ガン飛ばしもさることながら、なぜ彼はあのように人をバカにしたようなかったるい雰囲気をかもし出しているのだろうか? クラスには似たような不良がいっぱいいるのに、そして仲の良い5人組もそれぞれ似たような美形の不良なのに(除くクマ)。なぜ慎くんだけが、えらくスカしてるように見えるんだろ?
そこで、その理由を探ってみたところ、彼の仕草と表情にポイントがあることが判明。
まず、慎くんは、その長〜い首を横に傾けるクセがあるのです。そして、首を右に傾けたときは視線が右に、左に傾けたときは視線が左に移動するのです。
絵にするとこんな感じ↓

コレをマネすれば、今日からあなたも慎くんのようなアンニュイな不良に。ただし、首の短い人がマネしても効果は出ません。
それにしても、慎くんは、「バカじゃねえ?」とか「バーカ」とか、バカを連発するクセもあるようで。自慢じゃないが、なーはるは毒舌だけど、バカという言葉は極力使わないようにしてるのに。こんなにバカバカ言ってていいのか、沢田慎。
けれどその後、担任のヤンクミ(仲間由紀恵)が生徒思いの教師だとを知って、慎くんに笑顔が見られるようになり、それにともない首の角度もまっすぐになってきた彼。やっぱ首がナナメだと世の中をナナメに見てしまうのかもしれないから、いいことだ。
そして、第7話。
ある日、学校に慎くんの妹のなつみちゃん(市川由衣)がたずねてきた。実は、慎は前の学校を退学になったときに親に勘当されて、家族とは別々に暮らしているらしい。
それからしばらくして、なつみちゃんから「あの家もう息が詰まる…」という思いつめた電話が。どうやら、兄貴が家を出たせいで、妹は両親の期待を背負うハメになり爆発寸前だったみたい。ぷっつり切れた電話に、「あいつに何かあったらオレのせいだ」と取り乱す慎。そして彼は、カジノバーで妹にからんでいた男たちを殴って、逆にボコボコに倒され、そこへ運悪く警察のガサ入れが…。

つうわけで、警察に連行される慎くん。すると、なんと彼の首がっ。今までに見た中で一番がっくり曲がっちゃってるじゃありませんかっっ!
ああ、おいたわしや。せっかくまっすぐになりかけていたのに。そんな慎くんにヤンクミが面会に行くと、退学処分になったことを悟っているのが涙を誘う。「全員そろっての卒業は…無理っぽいな」とつぶやく慎くんは、人形のように生気のない顔をしていて、まるでガラス玉のような瞳が…美しい〜(おい)。
しかし最後は、例によってヤンクミとクラスメイトの活躍により、無事にシャバに戻ってきた慎くん。妹のなつみちゃんに「ごめんなさい、お兄ちゃん」と声をかけられた慎くんは、彼女の頭をポンとたたいて、

って、またもやバカ発言ですかっ。でも、この「バカ」はいつもの「バカ」とは違ってた。こんなやさしいバカなら、私にも言って〜(こら)。
そっか。沢田慎、バカのひとつ覚えみたいにバカバカ言うだけじゃなかったんだね。同じバカでもニュアンスの違うバカを使い分けられる人だったのね。惚れたわ(簡単すぎ)。
ところで、ドラマとは関係ないけど、第7話の最初から気になってることがあるんだけど。なんかずーっとブチブチブチブチ雑音が入ってるのよ。どゆこと?
と思ったら、続けて8話と9話を見たら、まったく雑音がないじゃありませんか。あら? もしかして「ごくせん」第3巻は、7話のところだけ極端にテープが劣化してるのか? てことはつまり、たくさんいたってことか…第7話だけ繰り返し見たバカが!
オメエら〜、気持ちはわかるけどな。人様のめいわくも考えろってんだ!